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「ツヤ感が命!」ストレートアイロンの基本 『Violet』…

「ツヤ感が命!」ストレートアイロンの基本 『Violet』前原穂高さん

HOW TO | SALONIA COLUMN Vol.93

SALONIAは、初めてヘアアイロンを使用・購入する方の不安を解消するため、想いに賛同いただける有名サロンの美容師と共に、「FIRST BEAUTY PROJECT」 を立ち上げました。このプロジェクトでは、ヘアアイロン初心者に向けた7種類の動画を作成し、スタイリング方法を紹介しています。

今回ご登場いただくのは、日本美容界の最旬ヘアトレンドを牽引する美容師の一人、『Violet』代表取締役の前原穂高さん。一人一人の個性を引き出すスタイリングを得意とする前原さんですが、SALONIAのストレートアイロンをご使用いただきながら、意外と知らないストレートアイロンの基本の使い方をはじめ、スタイリング剤の使い方、日常のヘアケアで気をつけるポイントなどを教えていただきました。

前原穂高さん

HODAKA MAEBARA

「Violet」代表取締役。表参道、銀座、横浜、名古屋の4店舗を展開。「Salon Model Award Japan」グランプリ受賞で日本一獲得。L’Oreal 110th anniversaryパリでヘアショーに日本代表として出演。KAMI CHARISMA2021、2022一つ星受賞。

ストレートヘアアイロンは「プレス」しすぎないことがツヤ髪をキープする秘訣!

前原:今も昔もトレンドに関わらず、髪の毛のツヤはとても大切です。キューティクルが均一に整っていること、髪が綺麗に整列していることで光が反射し、ツヤが生まれます。ですので、ストレートアイロンの使い方や普段のヘアケアが重要になってきます。

意外と知らないストレートアイロンの基本の使い方

前原:ストレートアイロンの基本的な使い方についてお伝えします。まず温度ですが、僕が個人的におすすめしているのは160℃です。高温すぎるとヘアカラーをしている場合に色落ちする可能性が出てきます。反対に温度が低すぎると、もともとの髪のクセが出てきてしまい、なかなかストレートになりにくいのです。基本は160℃で考えておくといいと思います。

  • ①160℃に温めたストレートアイロンを片手に持ち、もう片方の手で耳の前の髪の毛の上半分ぐらいの量を取る。
  • ②髪を手ぐしできれいに通してから、髪の毛に対して平行にヘアアイロンを通す。毛先まで丁寧に挟み込みながら2〜3回繰り返す。
  • ③次に下半分の髪の毛も同じようにヘアアイロンを通す。
  • ④上下ともヘアアイロンを通した後、両方の毛束を重ね合わせてヘアアイロンを通す。髪を最後に重ね合わせることで一枚の板のような艶のある状態に。

<POINT>
髪にヘアアイロンを通す時は線が入らないように、途中で止めず、一気に通すこと。そして、傷みの原因にもなるのでアイロンの上を指で押さえすぎないこと。

前髪の流し方のポイント


前原:次に、ストレートアイロンでの前髪の作り方を説明します。カールアイロンだとおでこのやけどが心配だと思うのですが、実はストレートアイロンだったらすごくやりやすいんです。毛先を少しだけ流す前髪をつくるには、ストレートアイロンを通す前段階も結構大事で、前髪が流れる丸い形をつくるためには、根元は流したい方向の逆を向いていないといけません。根元はストレートアイロンでは方向を変えられないので、基本的には髪の毛の途中から毛先までストレートアイロンをかけるという風に覚えておくといいですね。

  • ①ブローの段階で、流したい方向とは逆に一回流す。
  • ②ストレートアイロンを挟む前に、一度髪の毛をアイロンにのせて、地面に向けて立てるような感じで、おでこと平行になる角度で真ん中の髪の毛を挟み、ゆっくり毛先にカールをつける。慣れてないうちは一回でやるのが難しいと思うので、何回か試しながら自分にちょうどいい角度を見つける。
  • ③真ん中が終わったら左右の前髪を同じように巻いていきます。そうすると少しだけ流れが出る前髪が完成します。

<POINT>
前髪の角度は少しずつ調整するのがおすすめ。また、巻きづらい時はストレートアイロンを両手で押さえると安定する。

前原:前髪が命!という人はたくさんいると思うので、角度は少しずつ調整するのがおすすめです。真ん中が終わったら左右をやっていきます。そうすると少しだけ流れているという髪型ができます。今日はサイドの髪の毛のストレートと前髪を24mmのストレートアイロンでやりましたが、SALONIAの15mmストレートアイロンも前髪のように短い髪の毛をやるときにとても使いやすいのでおすすめです。前髪や耳回りのおくれ毛などを少しふんわりカールさせるときなどはプレートの細いストレートアイロンを使うとキレイに仕上がるのでぜひやってみてください。

スタイリング剤をつけるときのポイント


前原:最後に仕上げのスタイリングのポイントをお話しします。今日は少しアホ毛が出ているので、少しだけミルクをつけて完成させます。

  • ①ミルクを手に取り、髪全体につける。
  • ②髪全体にいきわたったことを確認してから、クセがある箇所など気になるところに根元からつける。
  • ③最後に手に残ったミルクで前髪を仕上げる。

<POINT>
前髪が気になるからと最初につけてしまうと、スタイリング剤がついてベタついた印象になるので、前髪は最後に。

日常のヘアケアで気をつけるポイント

前原:今回はSALONIAのストレートアイロンを使い、ツヤツヤの美しい髪の毛をつくることができましたが、本当に大事なことは、そもそも髪の毛自体を傷ませないということです。最後に基本的なへアケア方法を説明します。

  • ①ヘアオイルや洗い流さないトリートメントをつける。
  • ②しっかりとくしでとかし、髪にまんべんなく浸透させる。
  • ③髪の毛をしっかりと乾かす。

<POINT>
風呂上がりは必ず髪を乾かし切ること。また、濡れた髪に洗い流さないアウトバストリートメントを使い、髪を乾かして、アイロンを通す前に髪に潤いがある状態にしておくことも大切。

ヘアアイロンの目安設定温度について

前原:ヘアアイロンというのは100℃を超える温度で使うことがほとんどなので、水分が髪の毛に残っていると、髪の毛の中や表面の水分が沸点に達して沸騰してしまいます。バチバチというような音が鳴ってしまうと、もう傷んでいる証拠ですので、できるだけ髪の毛が乾いている状態でアイロンを使うのが大切です。ヘアアイロンを高温で使用するのも危険です。アイロンには適切な温度というのがあり、基本的にはおすすめの温度は160℃です。カールがすぐに落ちてしまいそうな雨の日には170℃、少しふんわりさせたい、ツヤを出したいという日は150℃など、その範囲で調整しましょう。髪の毛が太かったりクセが強い方は少し温度をあげないと伸びないこともあり、毛質にもよるのですが、基本は160℃を目安にしてください。

まとめ

いかがでしたか?髪の毛は「ツヤ感」が一番大切だと話す前原さんが大切にされていることや、こだわりのポイントをぜひ毎日のスタイリングに取り入れてみてくださいね。ストレートヘアアイロンは、基本の使い方をマスターするだけで仕上がりが格段に美しくなりますよ