【SALONIA監修】ストレートアイロンとコテで作るロングヘアの簡単な巻き方
ARRANGE | SALONIA COLUMN Vol.22
アレンジが豊富で、女性らしい印象が魅力のロングヘアですが、ロングヘアを巻くとき、うまく巻けずに苦労した経験がある人も多いのではないでしょうか。そんなロングヘアのアレンジを、ストレートアイロンとコテで簡単に仕上げるための下準備や巻き方のポイントをご紹介します。
Contents
ロングヘアの巻き方の基礎知識
まずはロングヘアの巻き方の基礎知識からご紹介していきます。
ストレートアイロンの巻き方
ストレートアイロンでロングヘアを巻くなら、プレートの幅は約3~4cm、長さは約10cmが最適なサイズです。プレート幅が太いものは、一気に巻くことができ便利ですが、毛先のニュアンスを作るのが難しくなってしまいます。サロニアのストレートアイロンには、15mm 24mm 35mmの種類があり、髪の毛の長さや用途で使い分けるのがおすすめです。
ストレートヘアアイロン
HAIR STRAIGHTENER3,828円(税込)
軽やかで、動きのあるアンニュイロングヘア
【POINT】
ストレートアイロンで毛先をナチュラルに巻くだけで、動きのあるニュアンスヘアが作れます。毛先をゆるく外巻きに、根元を立ち上げることで、軽やかなニュアンスが作れます。
コテ(カールアイロン)で巻く
ロングヘアの人に向いているコテ(カールアイロン)の太さは、一般的に25mm~32mmです。
細めのカールでボリュームを出したいなら25mmが良いでしょう。
自分の持っているコテの太さが髪の長さとマッチしているかを確認しておくと、きれいな巻き髪を作ることができます。
セラミックカールヘアアイロン
CERAMIC CURLING HAIR IRON3,828円(税込)
【初めての方向け】失敗しない波ウェーブの巻き方
ボリュームを出し過ぎず、ゆるめが好みの場合は、大きめのカールが作れる32mmがおすすめです。
平巻きで作る。簡単ゆるふわウェーブ
【POINT】
こなれ感が出るゆるふわウェーブは、平巻きで簡単に作ることができます。平巻きをする時、コテを床と平行まで持ち上げることで、ゆるく巻くことができます。
自分の髪の量や長さにあったコテ(カールヘアアイロン)の太さについては、以下でも詳しく解説しています。
ロングヘアの巻き方の種類
ロングヘアの巻き方にも、毛先だけ巻く内巻きや、垢抜けたカジュアルな印象に仕上がる外ハネ、髪全体にカールをつける波ウェーブなど、いろいろな巻き方があります。
- ・毛先の内巻き
ヘアアイロンを横方向に向けて、毛先だけワンカールする簡単なスタイルです。急いでいるときでも、素早くスタイリングできて、上品に仕上がるスタイルです。 - ・毛先の外ハネ
こちらもヘアアイロンを横方向に向けて、内巻きとは反対に、外側にワンカールをつけます。毛先を少しカールさせるだけで、カジュアルで垢抜けた印象のヘアスタイルを作ることができます。 - ・フォワード巻き
ヘアアイロンを縦方向に向けて、顔の内側に向かって巻くスタイルで、やわらかなニュアンスを出すことができます。 - ・リバース巻き
ヘアアイロンを縦方向に向けて、顔の外側に向かって巻くスタイル(外巻き)で、ボリュームを出すことができ華やかに仕上がります。 - ・MIX巻き
内側と外側交互に巻いていき、立体感を出すことができるスタイルです。ゆるふわで華やかな印象スタイルです。
その他にもムルギョル巻きやヨシンモリといった韓国風ヘアなど、ロングヘアならいろいろなアレンジが楽しめます。なりたいイメージに合わせて、スタイリングを選んでみてくださいね。
キレイに巻くコツ
次にロングヘアをキレイに巻くポイントについてご紹介します。
ヘアドライ
濡れた髪のままストレートアイロンやコテ(カールアイロン)を使用すると、髪の水分が必要以上に蒸発してしまうため、ダメージを与えてしまう原因になります。必ず一度乾かしてから、巻き始めるようにしましょう。
ブラッシング
髪が絡まったままの状態で巻き始めてしまうと、きれいなスタイリングができません。巻き始める前にブラッシングで絡まりを取りましょう。
巻く前にヘアアイロンで髪をはさみ、クリップがやや半開きの状態で毛先まで滑らせて表面を整える「アイロンスルー」もおすすめです。
【巻く前の準備】ブロッキング
髪を巻く前にブロッキングをすると、均一に巻くことができ、バランス良く仕上がります。ブロッキングとは、髪を複数の毛束ごとに分けて留めることです。
分け方は、まず髪を上下に分けます。ここでいう上下とは、こめかみが基準になります。こめかみより下にある髪は、さらに左右、うしろの3本に分けていきます。
巻いている最中に毛束が落ちてスタイリングの邪魔にならないよう、上段の髪をしっかりとヘアクリップやピンで留めましょう。
ブロッキングは手間がかかる作業ですが、この一手間を惜しまないことで巻き髪のバランスや仕上がりの美しさが変わるので、ぜひ、ブロッキングをマスターしてみてください。
ストレートアイロンで作る、ロングヘアの巻き方
ここまでは巻くための基礎知識をご紹介してきました。ここからは、ストレートアイロンを使った巻き方についてご紹介します。
髪を巻くのにはコテを使わないといけないと思われる方もいるかもしれませんが、ストレートアイロンでも動きのあるカールを作ることができます。ストレートアイロンを使って、動きのあるカールスタイルを試してみてくださいね。
軽やかで、動きのあるアンニュイロングヘア
ストレートアイロンで毛先をナチュラルに巻くだけで、動きのあるニュアンスヘアが作れます。少しのコツでいつものストレートヘアと違った軽やかな印象に仕上がります。
- 1.上下にブロッキングし、下段の髪を左右に分けます。
- 2.下段の髪に一度ストレートアイロンを通し、熱を入れます。
- 3.中間からストレートアイロンを通し、毛先に近づくにつれて力を緩めます。手首の角度を変えながら、軽く外ハネにするのがポイントです。
- 4.ブロッキングを外し、上段の髪も同様に外ハネを作っていきます。
- 5.全て巻き終えたら、表面の髪を持ち上げ、根元から中間にかけてストレートアイロンを通します。トップがふんわりし、立体感と抜け感ができます。
- 6.前髪は外向きにカールを作り、流します。
- 7.最後に全体を軽くほぐしながら整えます。
<POINT>
毛先をゆるく外巻きに、根元を立ち上げることで、軽やかなニュアンスが作れます。
【コテ】ロングヘアの巻き方
次は、コテ(カールアイロン)を使った巻き方についてご紹介します。
【初めての方向け】失敗しない波ウェーブの巻き方
トレンドの波ウェーブは、25mmのコテでしっかり巻いて、パーマ風に仕上げるのがおすすめです。初心者の方でもコテで簡単に波ウェーブは作れます。
- 1. 上下にブロッキングし、下段の髪を耳横より前と後ろでブロッキングします。
- 2. 一度アイロンを通し、熱を入れます。
- 3. まず毛先を外巻きにします。
- 4. 毛先のカールの少し上を挟み、内巻きにします。
- 5. 外巻き・内巻きを耳の横くらいまで繰り返します。
- 6. 上段も同じように、耳の横を境目に前後にわけ、4つの束を波ウェーブにします。
- 7. 顔まわりの毛束を取り、アイロンを縦に持ち、内巻きにします。顔まわりを内巻きにすることでニュアンスが出ます。
- 8. 最後に全体をほぐしながら整えます。
<POINT>
巻いた後、すぐにほぐさず、巻き終わってからほぐすことでパーマ風のボリュームを出すことができます。
平巻きで作る。簡単ゆるふわウェーブ
女性らしくゆるく巻くには、32mmのコテ(カールアイロン)がおすすめです。
こなれ感が出るゆるふわウェーブは、平巻きで簡単に作ることができます。
- 1. 上下にブロッキングし、下段の髪を左右に分けます。
- 2. 一度アイロンを通し、熱を入れます。
- 3. プッシュレバーが外側に来るように持ち、中間から毛先までアイロンを滑らせます。
- 4. コテを床に平行になるように持ち上げ、毛先から根元まで平巻きで巻いていきます。髪の毛の量が多い人や、強くカールを出したい時は熱が通るまで少し時間を置くのがポイントです。
- 5. プッシュレバーを押しながら滑らせるように抜きます。
- 6. ブロッキングを外し、上段の髪も同様に巻いていきます。
- 7. 最後に全体を軽くほぐします。
<POINT>
平巻きをする時、コテを床と平行まで持ち上げることで、ゆるく巻くことができます。
まとめ
ロングヘアは、ヘアアレンジの種類も豊富で、ストレートのままにしておくのはもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか。
ストレートアイロンやコテの使い方、巻く時のコツを意識すれば簡単にできるものも多く、毎日違うアレンジを試してみることでワンランク上のおしゃれを楽しむこともできるので、初心者の方もぜひチャレンジしてみてください。