髪がキシキシするのはなぜ?きしみの原因と治す方法を解説
HOW TO | SALONIA COLUMN Vol.168
「髪がキシキシする」
「髪がきしんでヘアスタイルがきまらない」
上記のようにお悩みの方もいるのではないでしょうか。
髪のきしみ対策には、日常生活に潜む原因に着目し、それを解消するよう配慮するのが大切です。
この記事では、髪がキシキシしてしまう原因と対処法を解説します。髪のきしみにまつわる質問もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。
髪がきしんでしまう原因の一つが、ドライヤーによる熱ダメージです。そのため、乾かす時間を短縮して受ける熱ダメージを抑えられるドライヤーを使えば、髪のきしみ防止につながります。
SALONIAのエアトリートメントドライヤーは、美容師のブローを再現した立体風が広範囲に風を行き渡らして、根元から素早く乾かせるのが特徴です。また遠赤外線で髪の内側の水分にアプローチすることで、髪の表面だけが急激に高温になるのを防止します。
外側からの立体風と内側からの遠赤外線のWアプローチで、髪の速乾と熱ダメージの抑制につながるため、髪のきしみ解消に役立つでしょう。
エアトリートメントドライヤー
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Contents
そもそも髪がキシキシするってどんな感じ?
髪がキシキシしている状態とは、髪の指通りが悪くなり、からまったり引っかかったりしやすいことを指します。
髪のキシキシは、キューティクルが開き、めくれたりはがれたりすることで感じるのが一般的です。キューティクルは、髪の根元側から毛先側に向かってうろこ状に重なっており、外からの強い刺激で欠けたりはがれたりしやすい性質があります。
髪がきしむと、髪がごわついてスムーズにクシが通らず、途中で髪が切れる場合があります。また、ヘアスタイルが決まらず、髪にツヤが出ないと感じる人も少なくありません。
シャンプー時にはとくに髪のきしみが気になる傾向が見られます。
髪がキシキシする原因
髪がキシキシする主な原因は、以下のとおりです。
- 過度なパーマやカラーによるヘアダメージの蓄積
- 髪に合わないシャンプーの使用
- 日常生活における誤ったヘアケアの積み重ね
- 紫外線などの外的刺激
- 髪の生まれもった特性
髪にとっては、pH4.5~5.5の弱酸性の環境がよいとされます。しかし、化学薬品や化粧品などの外的要因で髪のpH値がアルカリ側に傾くと、髪のキューティクルが開くことできしみを感じやすくなるのです。
また、髪のキューティクルはアルカリ剤以外の、熱や物理的刺激などによっても開き、きしんでしまうことがあります。
ここからは髪のきしみにつながる各要因の具体的な内容を、詳しく解説していきます。
過度なパーマやカラーによるヘアダメージの蓄積
過度なパーマやヘアカラーによるヘアダメージの蓄積は、髪がキシキシしてしまう大きな要因です。
パーマやカラーにはいくつかの種類がありますが、アルカリ剤を使って毛髪のキューティクルを開き、髪の内部に薬剤を注入する方法が一般的です。そのため、頻繁に使用しすぎると、キューティクルがダメージを受けやすくなります。
また、パーマは髪の組成を部分的にいったん切断し、形を整えてから再結合させる仕組みです。カラー剤についても、化学反応によって毛髪内部のタンパク質の溶出や酸化が起こります。
過度にパーマやカラーを重ねれば髪のキューティクルへ負担がかかったり、毛髪の水分保持機能が悪化したりするため、きしみを感じることがあるでしょう。
髪の傷みの原因についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
髪に合わないシャンプーの使用
髪に合わないシャンプー剤を使用したり、誤ったシャンプー方法を繰り返したりしていると、髪がキシキシする原因になります。
とくに扱いに気をつけたいシャンプー剤は以下のとおりです。
- 高級アルコール系シャンプー
- 石鹸系シャンプー
- ノンシリコンシャンプー
一般によく流通している高級アルコール系シャンプーは、高い洗浄力をもつアルカリ性の製品が多いため、なかには髪に合わない人もいるものです。石鹸系シャンプーも、洗浄力が高めな弱アルカリ性であるのが一般的で、キューティクルが開いて髪がきしみやすい傾向が見られます。
また、ノンシリコンシャンプーは、髪をシリコンでコーティングしないため髪の指通りが悪化することがあります。とくにダメージヘアの人はきしみを感じやすいでしょう。
アルカリ性のシャンプー後にコンディショナーやトリートメントを使わないと、キューティクルが閉じずに髪に負担がかかりやすいです。
シャンプー剤が髪に合っているケースでも、乱暴に洗髪することでキューティクルを傷つける場合があります。シャンプーは、優しく丁寧に行うのが大切です。
日常生活における誤ったヘアケアの積み重ね
日常生活で以下のような誤ったヘアケアを習慣的に続けていると、髪がキシキシすることがあります。
- 過剰にドライヤーをかけて髪を乾かしすぎる
- ヘアアイロンを高温にして一箇所にあて続ける
- 髪が絡まったまま強引にブラッシングする
髪はアルカリ剤による化学的な刺激だけでなく、上記のような熱や物理的刺激によってもキューティクルが開いたりはがれたりする可能性があります。日常的にダメージを受け続けないよう、正しいヘアケアに配慮しましょう。
紫外線などの外的刺激
紫外線などの外的刺激で髪がキシキシすることもあります。
紫外線を浴びすぎると髪の表面にある脂質がダメージを受け、タンパク質の変性やキューティクルの損傷が発生し、髪がきしみやすくなります。
とくに夏はレジャーの季節であるため、紫外線ダメージと同時に、海の塩水やプールの塩素にさらされることも少なくありません。複合的な外的刺激を受けることで大きなダメージにつながりやすいため、なんらかの対策を取っておくのが賢明です。
髪の生まれもった特性
髪の生まれもった特性によっても、髪がきしんでいるように感じられることがあるものです。
髪の表面は脂質でおおわれており、水をはじく性質をもっています。髪は水に触れるとキューティクルが開き、逆さまにひっくり返るようになることがあります。
そのため、シャンプー前に髪を濡らすと指通りが悪く、キシキシに感じられることがあるのです。
キューティクルの性質や正しいケア方法についてより詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事もご一読ください。
髪のキシキシをケアする方法
髪のキシキシをケアする方法は以下のとおりです。
- ドライヤーの使い方を見直す
- ヘアアイロンの使い方を見直す
- シャンプーを見直す
- トリートメントやヘアオイルを見直す
- パーマやカラーの頻度を見直す
それぞれの対策方法について、具体的に説明します。
ドライヤーを見直す
使用するドライヤーやドライヤー方法を見直すことで、髪のきしみをある程度ケアできます。
ドライヤー時になるべく素早く髪を乾かせば、髪が熱ダメージを受ける時間が短縮され、キューティクルの開きを抑えられます。
乾きにくい髪の根元側から先に乾かし、中間、毛先とドライヤーをあてていけば、毛先の乾かしすぎを防ぎつつ効率的なヘアドライが可能です。仕上げに冷風をあてることでキューティクルが引き締まり、髪のキシキシを体感しにくくなるでしょう。
髪の自然乾燥は、髪を長時間濡れたまま放置することになるため、開いたキューティクルから水分が蒸発し、髪を傷める可能性があります。そのため濡れた髪は、ドライヤーで素早く乾かすことが大切になります。
髪をスピーディーに乾かしきしみを抑えるには、乾かし方への配慮だけでなく、速乾性や機能性の高いドライヤーの利用が効果的です。
SALONIAのエアトリートメントドライヤーなら、遠赤外線で髪の内側から水分にアプローチして乾かしすぎによるダメージを防げます。くわえて風量2.1㎥/min
の独自の立体風で乾きにくい根元から素早く髪を乾かし、熱ダメージによる髪のきしみを防ぎます。
エアトリートメントドライヤー
AIR TREATMENT DRYER29,700円(税込)
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の低温風と、2.4㎥/min の風が広範囲に行き渡る独自ノズルを搭載しています。低温で素早く乾かすことで髪のダメージを抑え、きしみを防ぎます。風の強弱と温度などを組み合わせた8つのモードと、2種類のノズルを使い分けることで、髪の乾燥からセットまでお好みの状態に仕上げやすいのもポイントです。
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ドライヤーを使った髪の正しい乾かし方については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ヘアアイロンの使い方を見直す
ヘアアイロンの見直しも髪のきしみ対策に有効です。
ヘアアイロンは髪に直接あてて挟むため、熱や摩擦を受けやすく、誤った使い方をすればヘアダメージに直結しやすくなります。ヘアアイロンは適切な温度設定にしたうえで、髪を引っ張りすぎず、スピーディーに仕上げることが大切です。
また、お風呂上りの濡れ髪のままでヘアアイロンを使うと、急激な水分の蒸発によって髪が傷みやすくなります。髪を優しくケアしながらスタイルを長持ちさせるには、まずドライヤーでしっかり乾かしてからヘアアイロンを使うのがおすすめです。
髪の傷みに直結しやすいヘアアイロンは、ぜひヘアダメージの軽減に配慮した機種をご検討ください。
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シャンプーを見直す
髪のキシキシが気になるときには、現在使用しているシャンプーを見直すことも大切です。自分にとってきしみを感じやすいシャンプー剤は避け、アミノ酸系シャンプーの利用も視野に入れつつ製品選びをしましょう。
アミノ酸系シャンプーは弱酸性のため、キューティクルが開きにくく、髪のきしみを抑えやすい特徴があります。キューティクルが開きにくいことで、髪が本来もつ保湿成分を過剰に落とさずに済むのもアミノ酸系シャンプーの魅力です。
トリートメントやヘアオイルを見直す
トリートメントやコンディショナー、ヘアオイルの見直しも髪のキシキシ対策に有効です。
トリートメントを利用し髪にうるおいを補給すれば、髪のパサつきやごわつきを抑えてきしみにくくなります。弱酸性のコンディショナーやトリートメントには、アルカリ性に傾いた髪を中和し、開いたキューティクルを引き締める効果が期待できるのです。
さらに、アウトバストリートメントやヘアオイルを利用すれば、ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージから髪を保護する効果も見込めます。
パーマやカラーの頻度を見直す
髪のきしみが気になる場合は、パーマやヘアカラーの頻度を見直すのも大切です。
頻繁にパーマやカラーを繰り返せば、キューティクルのダメージにつながりやすくなります。とくにパーマとカラーの施術間隔には配慮が必要です。
医薬部外品のパーマ剤やカラー剤を使った施術は、基本的に同時にはできません。最低でも1週間の間隔を空けることが法律で決まっているほど、短いスパンでの施術には配慮が必要とされます。
1箇所のサロンでパーマとカラーを行う場合には、基本的には美容師さん側から施術間隔を提案してくれるものです。しかし、施術ごとに美容院を変えるようなケースでは、自分自身で施術間隔に配慮する必要があります。
もし同時にパーマとカラーをしたいのであれば、化粧品として登録されているコスメパーマや、ヘアマニキュア、カラートリートメントなどを検討しましょう。これらは医薬部外品のパーマやカラーよりソフトに仕上がりますが、化粧品のため髪への負担を抑えられます。
髪のキシキシに関するよくある質問
髪のきしみに関するよくある質問は、以下のとおりです。
- 髪がキシキシして絡まる場合はどう対処すればよい?
- 髪がキシキシしやすい人の特徴は?
- 髪の毛が急にギシギシしはじめたのは、なぜ?
それぞれの質問と回答を紹介していきます。
髪がキシキシして絡まる場合はどう対処すればよい?
髪がきしんで絡まりがひどい場合、シャンプーやトリートメントなどの日常的なホームケアに配慮しましょう。
トリートメントを利用すれば髪の補修は可能です。
アウトバストリートメントを使ってケアする場合には、以下のように求める使用感に合わせて製品を選択しましょう。
- 指通りをよくしたい場合はオイルタイプ
- うるおい感をアップさせたい場合はミルクタイプ
そのうえで、どうしても絡まりが収まらない場合には、毛先を切るのがおすすめです。
毛根にある毛母細胞を除き、髪の細胞は成長しないため、一度傷んでしまった箇所はもう元には戻りません。絡まりを無理にほどこうとすると、新たな切れ毛の原因にもなるため、傷んだ部分をカットするのが効率的でしょう。
髪が短くなれば、そのぶん髪の絡まりをほどきやすくもなります。
髪がキシキシしやすい人の特徴は?
一般的には、次のような人は髪がきしみやすいといわれています。
- 髪が細くやわらかい人
- ロングヘアの人
- ダメージヘアの人
- 髪を自然乾燥させている人
上記にあてはまる人は髪がきしんだり絡んだりしやすいため、とくにホームケアには配慮が必要です。
髪のきしみが目立つ場合には、思い切ってショートヘアを楽しむのも一つの方法です。
髪の毛が急にギシギシしはじめたのは、なぜ?
突然髪のきしみを感じるようになった原因としては、以下のようなものが考えられます。
- サロンで髪に負担がかかる施術を短期間に連続して行った
- 高温のヘアアイロンを一箇所にあてすぎてしまった
- シリコンシャンプーの使用をやめ、ノンシリコンシャンプーや石鹸系シャンプーに変えた
まずは直前に原因となりそうなことがなかったか探ってみましょう。
たとえば、縮毛矯正やヘアカラーなどの施術後に激しいきしみを感じるのであれば、施術が原因の可能性が高いです。この場合にはサロンに相談し、症状に合ったケアを受けるのが効果的です。
【まとめ】髪のキシキシは適切なホームケアを利用して解消しよう
髪のきしみは、アルカリ剤や熱、物理的なヘアダメージなどにより、髪のキューティクルが開いた場合に感じやすい特徴があります。
シャンプーやドライヤー、ヘアアイロンなど、日常使用するヘアアイテムを見直せば、髪のきしみを抑えやすくなります。適切なホームケアを取り入れて髪のキシキシを解消し、美しい髪を目指しましょう。
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エアトリートメントドライヤー
AIR TREATMENT DRYER29,700円(税込)
SALONIAのスムースシャインドライヤーは、2.4㎥/min
の風を広範囲に当てることで髪を素早く乾かせるドライヤーです。温風温度が約75℃ と抑えめなので、速乾性を保ちつつ熱によるダメージを抑えられます。
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