髪がチリチリになる原因とは?対処法や自宅でできるセルフケアを紹介
HOW TO | SALONIA COLUMN Vol.125
「髪のチリチリを治したい」「髪が突然チリチリするようになった」と悩むケースは少なくありません。一度傷んでしまった髪の毛を完全に補修することは不可能ですが、対処法はあります。
この記事では、髪がチリチリする原因と対処法、予防法について解説します。美容室での施術や自宅でできるセルフケアも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
髪へのダメージを抑えつつスタイリングできるのが、SALONIAのスムースシャインヘアアイロンです。髪のイオンバランスを整えるダブルリペア
イオン機能を搭載しており、シルクのようなツヤのある髪を目指せます。また温度設定が幅広く、最低温度80℃から使えるので、髪の熱ダメージも抑えられます。
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Contents
髪がチリチリになる原因7選
髪がチリチリになる原因は、主に以下の7つです。
- アルカリ性のカラー・パーマ剤の使用
- ドライヤーやヘアアイロンの熱によるダメージ
- 髪への摩擦
- 髪の自然乾燥
- 紫外線によるダメージ
- 加齢による髪質の変化
- 生まれつきの髪質
7つの原因をそれぞれ詳しく解説します。
アルカリ性のカラー・パーマ剤の使用
アルカリ性のカラー・パーマ剤は髪がチリチリになる原因の一つです。カラー・パーマ剤が、髪に過度のダメージを与えてしまうことがあります。
髪はもともと弱酸性です。アルカリ性の薬剤を使うことでキューティクルが開き、染料やパーマ剤が髪内部まで浸透しやすくなります。
しかし、髪が傷んでいる状態でアルカリ性の薬剤を使うと、開いたキューティクルから髪内部のたんぱく質が流出し、大きなダメージを受ける可能性があります。その結果、髪がチリチリになってしまうこともあるので注意しましょう。
縮毛矯正・ブリーチはとくに髪への負担が大きく、髪がチリチリした状態になる通称「ビビリ毛」を招くこともあります。
ドライヤーやヘアアイロンの熱によるダメージ
ヘアアイロンやドライヤーの熱によるダメージも、チリチリした髪の原因になり得ます。
使う際に高すぎる温度でヘアアイロンを使用したり、何度も同じ部分をはさんだりすることが熱ダメージにつながります。ヘアアイロンの温度目安は、髪質が硬い人や毛量が多い人は140〜160℃、髪質がやわらかい人や髪が傷んでいる人は120~130℃といわれています
早く乾かそうとドライヤーを髪に近づけすぎたり、一か所に温風を長く当てたりすることも、熱によるダメージの一因です。
ドライヤー・ヘアアイロンは、熱ダメージを防ぐためにも正しい使い方をしましょう。
ヘアアイロンの温度設定目安は、以下の記事も参考にしてみてください。
髪への摩擦
髪への摩擦は、髪がチリチリする一因になり得ます。髪に摩擦を加えるとキューティクルがはがれて髪がパサつきやすく、ダメージを受けやすくなるためです。
髪の表面にうろこのように重なっているキューティクルは、髪内部の水分・タンパク質の流出や、外部からのダメージを防ぐ役割があります。
髪への摩擦は、具体的に以下のシーンで生じやすいです。
- 洗髪
- ブラッシング
- 就寝中
- タオルドライ
健やかな髪を守るためには、なるべく摩擦を防ぎ、キューティクルに負担がかからないよう気をつけましょう。
髪の自然乾燥
髪の自然乾燥が髪のダメージにつながり、チリチリした髪の原因になることもあります。ドライヤーを使わず自然乾燥させると、髪が傷みやすいとされています。
濡れたままの髪はキューティクルが開いた状態です。キューティクルが開いたままだと髪内部の水分が蒸発しやすく、摩擦・紫外線などの刺激にも弱くなります。
髪の自然乾燥のデメリットは、ドライヤーですばやく髪を乾かすことが重要です。髪を傷めにくいドライヤーのかけ方は、下記記事でも解説しているので参考にしてみてください。
紫外線によるダメージ
紫外線によるダメージが、チリチリした髪につながる可能性もあります。紫外線は髪や頭皮に負担をかけ、健やかな髪の成長を妨げることがあるためです。
紫外線を浴びた髪はタンパク質が変化し、髪内部の空洞化が進むことがわかっています。紫外線を浴び続けた髪は、乾燥やパサつき、枝毛・切れ毛などが起きやすくなるので注意しましょう。
紫外線によるダメージを防ぐためには、顔や体だけでなく、髪や頭皮への紫外線対策も欠かせません。
加齢による髪質の変化
加齢による髪質の変化で、髪がチリチリとして見えることもあるでしょう。
具体的には、以下のような加齢による髪質の変化が生じます。
加齢による髪の変化 | 概要 |
---|---|
毛穴の形状変化 | 加齢により毛穴が歪むと、生えてくる髪がうねりやすくなる |
ホルモンバランスの乱れ | 加齢によるホルモンバランスの乱れが健やかな髪の生育に悪影響を及ぼす |
生まれつきの髪質
生まれつきチリチリとした髪質のケースもあります。捻転毛・縮毛・波状毛・連球毛と呼ばれる髪質です。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
名称 | 概要 |
---|---|
捻転毛(ねんてんもう) | 毛の先端に向かってらせん状にねじれているくせ毛。髪がやわらかく細い人に多く、ざらついた手触りが特徴 |
縮毛(しゅくもう) | 髪が細かく波打ったりねじれたりしている強いくせ毛。ごわついた手触りで艶も無い |
波状毛(はじょうもう) | 波状にウェーブがかかっているくせ毛。ウェーブの大きさは人それぞれ。湿度が高いとボリュームが出やすい |
連珠毛(れんじゅもう) | 1本の髪で、太い部分と細い部分が交互に連なっているくせ毛。細い部分で毛が切れやすい |
くせ毛の種類やタイプ別対策は、以下の記事でも紹介しています。
髪がチリチリになったときの対処法6つ
髪がチリチリになったときの対処法は、以下の6つです。
- 美容院でチリチリの部分をカットする
- 生まれつき髪がチリチリの場合は縮毛矯正をする
- 髪にやさしいヘアアイロンを使う
- 保湿力の高いトリートメントを使う
- シャンプーの種類や方法を見直す
- 髪の毛を正しく乾かす
それぞれの対処法について具体的に見ていきましょう。
美容院でチリチリの部分をカットする
美容院でチリチリの部分をカットすることは対処法の一つです。
加齢やパーマ・カラーを含めたダメージでチリチリになってしまった髪を元に戻すことは難しいので、その部分をカットすることも多いです。新しい髪が伸びれば、元通りのヘアスタイルに近づくでしょう。
髪の長さを変えたくないなら、トリートメントでケアしつつ、髪が伸びるスピードに沿って少しずつカットすることがおすすめです。
生まれつき髪がチリチリの場合は縮毛矯正をする
生まれつき髪がチリチリの場合は、縮毛矯正をするのも選択肢の一つです。縮毛や捻転毛など、生まれつき髪がチリチリの場合は縮毛矯正でアプローチできる可能性があるでしょう。
縮毛矯正やパーマによってダメージを受けた髪に、さらに縮毛矯正をかける方法もあります。しかし、ダメージを重ねることになるため、あまりおすすめできません。
縮毛矯正やパーマによる失敗を防ぎたいなら、酸性ストレート・酸性パーマも一つの手です。弱酸性である髪に近いPH値の薬剤なので、髪へのダメージが抑えられます。
縮毛矯正の効果やメリット・デメリットは、下記記事でも解説しているので参考にしてみてください。
髪にやさしいヘアアイロンを使う
髪にやさしいヘアアイロンを使う対処法もあります。スタイリング時のダメージを抑えることで、チリチリした髪の状態の悪化を防げるでしょう。
髪にやさしいヘアアイロンの条件は、髪を挟んだときの摩擦が少なく、熱ダメージを抑えられる素材や機能を搭載していること。とくに、プレート素材と温度設定の幅広さに注目して選びましょう。
SALONIAのスムースシャイン ヘアアイロンは、温度設定が80~210℃と幅広く、髪を傷めにくい低温でのスタイリングが可能です。熱の伝わり方が穏やかなプレート素材を採用しており、チリチリした髪の原因となる水蒸気爆発を抑えられます。
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ヘアアイロンの設定温度を詳しく知りたいなら、下記記事もチェックしてみましょう。
保湿力の高いトリートメントを使う
保湿力の高いトリートメントで髪のダメージケアを行うのも対処法の一つです。日々のケアでこまめにダメージケアを行うことは、健やかな髪を保つために大切です。
トリートメントは、大きくインバストリートメントとアウトバストリートメントに分けられます。
トリートメントの種類 | 概要 |
---|---|
インバストリートメント | お風呂の中で使うトリートメント。シャンプー後に髪になじませ、シャワーでしっかりと洗い流して使う |
アウトバストリートメント | ドライヤーの前後に使うトリートメント。ミルク・オイルなどがある |
インバストリートメントの方が内部から髪を補修する効果が期待できますが、洗い流す分の手間がかかります。入浴時間がゆっくり取れない方はアウトバストリートメントを、ケアの時間に余裕がある方はインバストリートメントを活用しましょう。
両方を併用するのもおすすめです。
シャンプーの種類や方法を見直す
シャンプーの種類や方法を見直すことも、チリチリの髪の毛への対処法です。使うシャンプーの種類や洗う方法を変えることで、髪へのダメージを抑えられることがあります。
シャンプーの正しい手順は以下のとおりです。
- シャンプー前に乾いた髪をブラッシングし、汚れや皮脂を浮かせる
- お湯で髪をよくすすぐ予洗いを行う
- シャンプーを手にとり、しっかりと泡立てる
- シャンプーを髪になじませながら、指の腹で頭皮をやさしく洗う
- お湯でシャンプーをよく洗い流す
ダメージを極力抑えたいなら、洗浄力がおだやかなアミノ酸系シャンプーがおすすめです。髪のダメージケアができるヘアケア習慣をもっと知りたい人は、以下の記事もチェックしてみましょう。
髪の毛を正しく乾かす
チリチリの髪を予防するために、髪の毛の正しい乾かし方もおさえておきましょう。ドライヤーを正しい方法で髪へかけ、摩擦や熱によるダメージをなるべく抑えることが大切です。
正しいドライヤーのかけ方は以下のとおりです。
- ドライヤーの前にタオルでしっかりと水分をとる。ごしごしとこすらないように注意する
- 前髪からドライヤーをあてる。左右から風を送ることで分け目のクセがフォローできる
- 耳まわり・えりあしの根元にドライヤーをあてる。高温になり過ぎないよう、ドライヤーを左右に振りながら乾かす
- 後頭部・頭頂部も根元から乾かす
ドライヤーはなるべく短時間で行うほうが、髪への摩擦や熱によるダメージをよりおさえられます。風量が大きく手早く乾かせるドライヤー選びも重要です。
SALONIAのスピーディーイオンドライヤーは2.3㎥/min
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ドライヤーですばやく髪を乾かすコツは、下記記事でも紹介しています。
【まとめ】髪のチリチリの原因と対策を知っておこう
髪のチリチリの原因は、以下のとおりです。
- アルカリ性のカラー・パーマ剤の使用
- ドライヤーやヘアアイロンの熱によるダメージ
- 髪への摩擦
- 髪の自然乾燥
- 紫外線によるダメージ
- 加齢による髪質の変化
- 生まれつきの髪質
髪のチリチリにはいくつかの対処法がありますが、髪を完全に補修することは難しいため、予防がとても大切です。そのため、以下のような対処法で、髪のチリチリを予防することから始めましょう。
- 美容院でチリチリの部分をカットする
- 生まれつき髪がチリチリの場合は縮毛矯正をする
- 髪にやさしいヘアアイロンを使う
- 保湿力の高いトリートメントを使う
- シャンプーの種類や方法を見直す
- 髪の毛を正しく乾かす
日々ヘアアイロンでヘアセットをするなら、髪にやさしいものを使うことが重要です。SALONIAのスムースシャインヘアアイロンは髪のイオンバランスを整えるダブルリペアイオン機能
を搭載し、髪にやさしいスタイリングができます。髪に熱を穏やかに伝える独自のプレートと、80℃の低温設定を組み合わせることでツヤ髪に仕上げる低温ケアがかなうでしょう。
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都内美容室2件を経て美容メーカーへ転職、メーカー勤務時に薬剤開発、日本国内外のサロンの教育を受け持つ。その後、現在のサロンに入社、12店舗の美容室の技術教育やメニュー作成を統括している。