髪の毛が傷みすぎる原因は?自宅と美容室でできる対処方法を解説
HOW TO | SALONIA COLUMN Vol.147
「髪が傷みすぎて絡まる」
このような悩みをもつ方は多いのではないでしょうか?
この記事では、髪が傷みすぎる原因と自宅・美容室でできる対処法を解説します。
傷みすぎた髪の特徴も合わせて解説するので、「自分の髪は大丈夫?」と心配な方も、ぜひ参考にしてください。
髪が傷みすぎてが気になっているなら、熱ダメージを抑えるためにドライヤーで素早く乾かすことが大切です。
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Contents
傷みすぎた髪はパサパサでつやがない
傷みすぎた髪には、以下の3つの特徴があります。
- パサパサでつやがない
- チリチリでまとまらない
- ブチブチ切れる
髪の毛はケラチンというタンパク質を主成分にできており、外側からキューティクル・コルテックス・メデュラの3層構造をしています。
外側のキューティクルはウロコ状に重なって外部刺激から守る役割を担っており、キューティクルが引き締まっていれば髪にツヤやハリ、コシがあります。
しかし髪がなんらかのダメージを受けるとウロコ状のキューティクルが開いたり剥がれたりして、髪のタンパク質や脂質、水分が流れ出てしまうのです。
そのため、日ごろからていねいなヘアケアを習慣にして、髪を健やかに保てるよう意識することが大切です。
キューティクルについては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
髪が傷みすぎる4つの原因
髪が傷みすぎてしまう主な原因は、以下の4つです。
- ドライヤーやヘアアイロンの誤った使い方による熱ダメージ
- シャンプーやブラッシングによる摩擦
- 紫外線
- カラーやパーマの薬剤
ドライヤーやヘアアイロンの誤った使い方による熱ダメージ
ドライヤーやヘアアイロンの誤った使い方による熱ダメージで、髪が傷むことがあります。
髪の主成分であるケラチンが熱に弱いためです。長時間高温にさらされた髪は「タンパク変性」という現象を起こしており、一度タンパク変性が起きると二度ともとに戻ることはありません。
なかなか髪が乾かないからとドライヤーを長時間使用してしまうと、髪に熱によるダメージを与えてしまいます。髪の毛は濡れているとダメージを受けやすくなるため、過度な熱を与えないように髪は素早く乾かしましょう。
また、ヘアアイロンを使用する際も、髪の状態に合わせた温度調節が大切です。よく伸びそうだからという理由で、高温で何度も髪を挟んでいるとダメージの原因になりかねません。
髪質によっても適した温度は異なるので、スタイリングできる範囲で温度を上げすぎず使用することをおすすめします。
SALONIAのスムースシャイン ストレートヘアアイロンは、80℃の低温から210℃の高温まで対応しており、髪質やダメージ状況に合わせた温度設定が可能です。
独自のシルキーテックプレートが緩やかに熱を伝えて髪への熱ダメージを抑えれます。
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なお、ドライヤーの乾かしすぎによる髪へのダメージについては、以下の記事で詳しく解説しています。
シャンプーやブラッシングによる摩擦
毎日のシャンプー・タオルドライ・ブラッシングといった摩擦も髪を傷めてしまう原因の一つです。
髪は濡れるとキューティクルが開くため、シャンプーやタオルドライの際にゴシゴシと髪をこすってしまうと摩擦によるダメージをより強く受けてしまいます。髪が濡れているときは、優しく扱うことが大切です。
また、髪を乾かさない状態で激しくブラッシングすると、髪に無理な力が加わって痛むことがあるので注意しましょう。
絡みを取りたいなどの理由でブラッシングやコーミングをする際は、目が粗めのブラシ・コームを使うと摩擦や引っ掛かりによるダメージを抑えられます。
紫外線
髪も肌と同じように紫外線によってダメージを受けます。
髪が紫外線を浴びて大気中の酸素と反応し、髪の強度を維持しているシスチン結合が切れてしまうためです。
シスチン結合とは、システインというアミノ酸が2個つながった結合のことで、タンパク質同士をつなぐ役割をしています。
シスチン結合が切れるとタンパク質は水に溶けやすくなり、髪から流れ出ていってしまうのです。
また紫外線の量が増えると紫外線を吸収しきれなかったメラニン色素の分解がはじまり、脱色の原因にもなります。
カラーやパーマの薬剤(化学的ダメージ)
カラーやパーマなどの薬剤によって髪が傷むことがあります。
カラーやパーマの薬剤には、髪の毛の内部に浸透させるためにキューティクルを開かせる成分が入っているためです。
さらに、コーミングやロッドを巻く際に摩擦や過度なテンションによるダメージも加わります。
カラーより強い薬剤を使うブリーチでは、薬剤が強くなっている分、髪へのダメージもさらに大きくなるので注意しましょう。
傷みすぎた髪の対処法【自宅編】
傷みすぎた髪の対処法としては、以下の5つがあります。
- 自然乾燥せずにドライヤーで素早く乾かす
- シャンプーからブラッシングまで正しい方法で行う
- トリートメントで補修成分と水分を補給する
- 外出時は紫外線対策をする
- 生活習慣を整える
自然乾燥せずにドライヤーで素早く乾かす
髪を洗ったあとは、自然乾燥せずにドライヤーで素早く乾かすことが大切です。
キューティクルが濡れて開いた状態は、いわば髪が無防備な状態です。キューティクルは乾かすと再び閉じるので、外部刺激から髪を守れるようになります。
ドライヤーは髪から15~20cm程度離し、髪をこすったり引っ張ったりしないように気をつけながら、根元・中間・毛先の順で乾かします。
また、キューティクルの向きを意識して、下からではなく上からつやを出すイメージで温風をあててください。
髪を素早く乾かすためにも、ドライヤーは風量が多いモデルを意識して選ぶとよいでしょう。
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また、グロッシーケアドライヤーも、2.1㎥/min
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髪を自然乾燥させるデメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
シャンプーからブラッシングまで正しい方法で行う
シャンプー・タオルドライ・ブラッシングを正しい方法で行えば、髪へのダメージを抑えられます。
シャンプーからブラッシングまでの正しいやり方は以下のとおりです。
- 髪を濡らす前にブラッシングして髪の絡みをほどいておく
- シャンプー剤をよく泡立て、頭皮をマッサージするように洗い、髪の毛は手ぐしを通すように優しく洗う
- シャンプー剤が頭皮に残らないよう、しっかりと洗い流す
- タオルで頭皮の水分をしっかり拭き取る
- 髪の毛先はタオルで包み、優しく叩くようにして水分を取る
- ドライヤーで根元・中間・毛先の順に素早く乾かす
- 髪が乾いたら、毛先・中間・根元の順にブラッシングする
シャンプーとタオルドライは髪を激しくこすらないように意識し、ブラッシング・コーミングは髪が乾いた状態で行いましょう。
ブラシの毛を頭皮に直接あてたり、毛先を無理に引っ張らないように注意してください。
トリートメントで補修成分と水分を補給する
シャンプーで汚れを落としたら、トリートメントで補修成分と水分を髪に補給します。
トリートメントには大きく分けて、以下のように内部補修型と外部補修型の2種類があります。
内部補修型 | 外部補修型 |
---|---|
髪の内部に補修成分をプラス | 髪の表面をコーティング |
髪にうるおいを与えてパサつきを抑える | 手触りのよさ、つや感がよくなる |
インバス(洗い流す)タイプ | アウトバス(洗い流さない)タイプ |
ダメージが気になっている方はどちらのタイプも併用するのがおすすめです。
外出時は紫外線対策をする
外出時は帽子をかぶったり、髪用の日焼け止めを塗布して、できるだけ紫外線を浴びないようにすることが大切です。
髪の日焼け止めには、主に以下の3つのタイプがあります。
- スプレー
- ミスト
- オイル
普段のお出かけ前のケアで使いやすいものを選ぶとよいでしょう。
生活習慣を整える
髪の傷みを抑えるためには、食生活や睡眠の見直しなど、生活習慣を整えることも大切です。健康な髪を育てるには、栄養バランスのとれた食事や良質な睡眠が欠かせません。
タンパク質・亜鉛・ビタミンが不足すると枝毛や切れ毛の原因になります。これらの栄養素を意識しつつ、バランスよく3食摂るようにしてください。
また、睡眠が不足すると成長ホルモンの分泌が低下し、髪の主成分であるタンパク質を十分に作れません。
生活習慣が乱れると、髪のハリやコシがなくなってしまいます。規則正しい生活習慣を心がけ、髪を健やかな状態に保ちましょう。
傷みすぎた髪の対処法【美容室編】
美容室でできる傷みすぎた髪の対処法は、以下の4つです。
- ケミカルダメージの少ない薬剤を使用
- ダメージ補修のトリートメント剤を使用
- ヘッドスパによる頭皮マッサージ
- 傷んだ毛先のカット
美容師に相談したうえで、ダメージの状態に合わせたケアをしてもらいましょう。
ケミカルダメージの少ない薬剤を使用
カラーやパーマを施術してもらう際は、ケミカルダメージが少ない薬剤を使用してもらうことが大切です。
カラーやパーマを繰り返した髪は見た目以上にダメージが進行しています。それぞれの傷みの状態に合わせた、低刺激性の薬剤を選択してもらいましょう。
薬剤が弱いと色が入らなかったり、パーマがかからなかったりするイメージをもつ方は多いですが、実際はそうではありません。
髪質や髪の状態に合っている薬剤を使用することで、ダメージを抑えながら希望に近い仕上がりを実現できます。
ただし見てわかるほどダメージが進行している場合は、ブリーチや縮毛矯正など髪への負担が大きい施術は、できるだけ避けた方がよいでしょう。
ダメージ補修のトリートメント剤を使用
市販では手に入りづらい、ダメージ補修に特化したトリートメント剤を選べるのも美容室ならではです。
市販のトリートメントよりも髪の内部からしっかり補修できるため、高い効果が見込めます。
また、ホームケアでのトリートメントの選び方が分からない場合は、美容師に相談してみましょう。美容師が髪質とダメージの状態に合った、ホームケア用のトリートメント剤を提案してくれます。
美容室でのケアとホームケアの双方からダメージケアを行うことで、より健やかな髪を目指せます。
ヘッドスパによる頭皮マッサージ
美容室でヘッドスパによる頭皮マッサージを行ってもらうことも大切です。
ヘッドスパにはフケや頭皮の皮脂汚れを除去するだけでなく、マッサージによる血流促進効果もあり、新たに伸びてくる髪へ栄養を運びやすい状態にしてくれます。
ただし、ヘッドスパで使用するケア剤の中にはカラーの退色やパーマのダレを起こすものもあるため、施術を希望する場合は美容師とよく相談してから決めましょう。
傷んだ毛先のカット
ダメージが目立つ毛先を小まめにカットするのも、傷みすぎた髪のケア方法につながります。
傷んだ毛先を1~2cm程度カットすることで、枝毛・切れ毛・ダメージが減っていき髪の健康を保てます。
カットの頻度は2ヶ月に1回を目安とし、傷みすぎている場合はもう少し短い周期で切るとよいでしょう。
【まとめ】髪が傷みすぎる前に早めのケアを
今回解説した内容は以下のとおりです。
- 傷みすぎた髪の特徴はパサパサ・チリチリ・ブチブチ切れる
- 髪が傷む原因は熱・摩擦・紫外線・薬剤によるダメージ
- 傷みすぎた髪のケア方法は、ドライヤーで素早く乾かしたり、生活習慣を整えることも大切
- 美容室でダメージ補修のトリートメント剤を使用してもらうのも効果的
髪が傷む4つの原因のうち、熱・摩擦・紫外線によるダメージは日常のちょっとしたケアで対処できるものです。
髪が濡れた状態でこすらないように気をつける、大風量のドライヤーで素早く乾かすなど、健やかな髪のために一つひとつ実践していきましょう。
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都内美容室2件を経て美容メーカーへ転職、メーカー勤務時に薬剤開発、日本国内外のサロンの教育を受け持つ。その後、現在のサロンに入社、12店舗の美容室の技術教育やメニュー作成を統括している。