ヘアアイロンの基本的な使い方とは?初心者でも失敗しないコツを解説
HOW TO | SALONIA COLUMN Vol.41
この記事では、美容師監修のもと、ヘアアイロンの基本的な使い方や長さ別のヘアアレンジの方法などをご紹介します。
ヘアアイロンで失敗しないためには、髪質や髪の部位に合わせた温度で使うことが大切です。
SALONIAのヘアアイロンなら、ストレートアイロンは120~230℃、コテ(カールアイロン)なら100~210℃の間で細かく調整可能。他にも電源自動オフ機能など、ヘアアイロン初心者にもうれしい機能が盛りだくさんなので、ぜひチェックしてみてください。
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Contents
ヘアアイロンの基本的な使い方
ヘアアイロンをうまく使うには下準備が大切です。下準備を怠ると髪にダメージを与えたり、思うようなスタイリングができなかったりするので注意しましょう。
まずは、ヘアアイロンの基本的な使い方と使用前の準備を紹介します。
- 髪をしっかり乾かす
- ブラッシング
- ブロッキング
- 【ストレートアイロン】髪を挟みながらゆっくり毛先までのばす
- 【コテ(カールアイロン)】髪を巻きながら熱を入れる
1.髪をしっかり乾かす
濡れた髪はキューティクルが開いているため、そのままヘアアイロンを使うとダメージの原因になります。
また、乾いた髪でアイロンを使用したほうが効果は長持ちするので、しっかり根本から髪を乾かしましょう。
寝ぐせがついているときは、一度髪を濡らしてからブローして乾かすと、寝ぐせが軽減されその後のスタイリングが楽になります。
2.ブラッシング
ブラッシングをすると毛流れが整い、ヘアアイロンが使いやすくなります。髪の毛が絡まったままアイロンを通すと、摩擦が起きて髪のダメージにつながってしまうので、ヘアアイロン前は毛先から丁寧にブラッシングしましょう。
また、絡まった髪を無理に引っ張ると枝毛の原因になるので、優しくブラシを通すのがポイントです。
ヘアアイロン前にブラッシングのひと手間を加えると、何度も熱を入れる必要がなくなり、ダメージを軽減することができます。
3.ブロッキング
ヘアアイロンは髪に均一に熱を入れることで、キレイに仕上がりやすくなります。そのため、髪をいくつかの毛束に分けてヘアアイロンを通しやすくしておきましょう。髪をいくつかの毛束に分けることをブロッキングといいます。
ブロッキングすることで、ヘアアイロンが通しやすくなるだけではなく、内側まで均等にヘアアイロンの熱を伝えられます。また、多くの毛束に複数回熱を入れるよりも、ブロッキングをして丁寧に熱を入れるほうが効率がよく、スタイリング時間の短縮にもなるのでおすすめです。
【髪全体のブロッキング手順】
①耳を基準に上下に分け、耳から上の髪をクリップやピンなどで留める
②さらに、耳から下にある髪を右サイド・中央・左サイドの3本に分ける
③毛量が多い人は、全体で6~10ブロックを目安に細かく分けると〇
たとえば、前髪にヘアアイロンをあてるときは、髪全体と同様に右サイド・中央・左サイドにブロッキングすると、自然な前髪が作りやすくなります。
4.【ストレートアイロンの場合】髪を挟みながらゆっくり毛先までのばす
ブロッキングした毛束のうち、下にかかる毛束からアイロンで挟みます。ストレートアイロンは、根元から3cm程度離した箇所から髪を挟みながら毛先まで伸ばしていきましょう。
ツヤのあるストレートにするには、適度なテンション(引っ張る力)でゆっくり毛先まで熱を入れることが大切です。
髪の毛を中間まで伸ばしたら、自然なまとまりのある毛先にするために手首を軽く内側に返しながら熱を入れましょう。
下の髪が終わったら、クリップやピンでとめていた上の髪をおろし、同様にアイロンを挟んでいきます。
【後ろ髪をアイロンする際のコツ】
髪が長い人は耳横まで髪をひっぱって来るとアイロンを通しやすくなります。髪が短い人は皮膚にプレートが触れないように、髪を持ち上げながらかけましょう。極端に短い部分は上からの髪の毛でカバーできるので、無理にかける必要はありません。
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5.【コテ(カールアイロン)の場合】髪を巻きながら熱を入れる
ストレートアイロンと同様に、ブロッキングした毛束のうち、下にかかる毛束から巻き始めましょう。
まずは中間部分から毛先に向けて、一度アイロンを通します。こうすることで、熱によってキューティクルが整い、髪にツヤが出やすくなります。
その後、髪の中間部分から再度熱を通しながら、コテを内側(内巻き)か外側(外巻き)に回して巻き上げ、数秒間キープします。その際、コテを半回転程度で巻くのが目安です。
続いてカールが緩まないようにコテを下方向に外し、熱が冷めるまでそのまま放置しましょう。
下の髪が終わったら、上を髪も同様に好みの巻き方で巻いていき、熱がしっかり冷めたら全体を手ぐしでほぐしていきます。
コテはストレートアイロンよりも難易度はやや高め。前髪や襟足はやけどに注意し、慣れるまでは電源を入れる前に練習するのも〇。
なお、ヘアアイロン・コテでのやけど防止のコツは以下の記事で紹介しています。こちらの記事もぜひお読みください。
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ヘアアイロンで失敗しないためのコツ
ヘアアイロンは間違った使い方をしてしまうと、思ったような仕上がりにならなかったり、髪のダメージになってしまったりします。
ここでは、ヘアアイロンで失敗しないために押さえておきたい3つのコツを紹介します。
- 自分の髪質に合わせた温度で使用する
- 長時間同じ部分に当てない
- 一度にたくさんの髪を挟まない
自分の髪質に合わせた温度で使用する
ヘアアイロンの温度設定が高すぎると髪が傷む原因になります。ダメージヘアはスタイリングしづらいだけではなく、キープ力もイマイチ。そのため、髪に負担がかかりにくい温度に設定しましょう。
ヘアアイロンの適温は毛質によって変わります。アイロンの扱いに慣れていない人や、髪質が硬い人や毛量が多い人は140〜160℃、髪質がやわらかい人や髪が傷んでいる人は120~130℃が目安と、一般的にいわれています。
コテは髪に巻きつけて数秒間熱を入れるので、髪への負担を考慮してさらに20~30℃低い温度がおすすめ。
また、ヘアアイロンの使用に慣れていない人は髪に当てる時間が長くなりがちなので、温度設定に注意しましょう。まずは、低い温度からスタートして徐々に自分の髪質に合った温度を見つけるのが理想です。
SALONIAのストレートヘアアイロンは120~230℃の間で細かく調整可能。ダイヤル式で自分に合った温度に設定できます。
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コテ(セラミックカール ヘアアイロン)は100~210℃の間で5℃ずつ調整が可能。デジタル表示で、温度が確認しやすい仕様です。
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スムースシャイン ヘアアイロンは、80~210℃と通常のアイロンよりさらに幅広く温度調整が可能です。髪質が柔らかい人やダメージが気になる人から、髪が硬い人や毛量が多い人まで、幅広い髪質に活用できます。
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ヘアアイロンの温度設定目安は、以下の記事も参考にしてみてください。
長時間同じ部分に当てない
思ったような仕上がりにならないからといって、同じ部分にアイロンを長時間当てるのはよくありません。髪に過度に熱を入れてしまうため、髪のダメージにつながってしまうからです。
ダメージがある髪はカールが付きにくくなったり、ストレートになりにくくなるので要注意。
たとえば、ストレートアイロンなら2秒以下、カールアイロンなら3~5秒以下を目安に、同じ場所に当てないように気を付けましょう。
一度にたくさんの髪を挟まない
ヘアアイロンに挟む毛束の量は少ない方が綺麗に仕上がります。毛束が多すぎると熱が伝わらない部分が出てしまいムラになってしまうことも。
取り出す毛束は5~6cm幅を目安に、髪に熱が均一に伝わる量を意識しましょう。
カールアイロンの場合は、アイロンのプレート幅を目安に毛束をとります。たとえば、プレート幅が32mmであれば3cm幅程度の毛束を目安に、それ以上細いプレート幅はさらに毛束の量を少なくします。
コテ(カールアイロン)のプレート幅・太さごとの違いが知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください。
ヘアアイロン初心者でもできるアレンジ
SALONIAでは、「不器用だけど綺麗にセットできるかな?」と心配な人にも、簡単にできるヘアアレンジを紹介しています。
長さ別や仕上がりなど、なりたいイメージに合ったアレンジを紹介しているので、気になる記事はぜひ参考にしてください。
ショートヘア編
ミディアムヘア編
ロング編
前髪編
外ハネ編
内巻き編
メンズ編
ヘアアイロンの効果を長持ちさせるコツ
ヘアアイロンでせっかくスタイリングしたのに、すぐに元に戻ってしまった経験がある人は多いのではないでしょうか。とくに雨や湿気が多い季節は、髪が水分を吸収してアイロンの効果が失われやすいため注意が必要です。
ヘアアイロンの効果はちょっとした工夫で長持ちさせられるので、セットが崩れやすい人はぜひ参考にしてみてください。
- 熱が冷めるまで触らない
- キープ力のあるスタイリング剤を使う
- 日頃から髪のダメージに気をつける
熱が冷めるまで触らない
アイロンを通したあと、髪に残った熱をしっかり冷ますと、カールやストレートが長持ちします。
たくさん熱を入れた方が綺麗にセットできるイメージを持っている人も多いでしょう。実際はアイロンを通したあと、熱が冷めるときに形が決まるため、ヘアアイロンを使用した後は熱が冷めるまで髪を触らないことが大切です。
しっかりカールをつけたいときは、一度髪を巻いたあと手のひらの上で形を崩さないように熱を冷まします。時間を短縮したいときはドライヤーの冷風を使うのもおすすめです。
キープ力のあるスタイリング剤を使う
汗や湿気でせっかくセットした髪が崩れてしまうことがあります。カールをキープしたい人やうねりが出やすい人も、最後の仕上げにスタイリング剤を使うのがおすすめです。
ヘアアイロン使用後は、まず前髪にキープスプレーを15cm程度の位置からかけます。かけすぎると重たい印象になってしまうので、注意してください。
最後に仕上げ用のヘアオイルを髪全体につければ完成。ヘアオイルの油分が日中の湿気から髪を守り、セットした状態から長時間崩れにくくなります。
ただしオイルの重さで髪が潰れてしまうこともあるので、髪にボリューム感が欲しい人は、その場合はオイルではなくスプレーを使用するとよいでしょう。
ヘアアイロン用のスタイリング剤が気になる人はこちらの記事を読んでみてください。ヘアアイロン用のスタイリング剤のメリットや選び方などを解説しています。
日頃から髪のダメージに気をつける
ダメージが多い髪はキューティクルが乱れて水分を吸収しやすい状態のため、広がりやうねりが出やすくなります。
ダメージヘアはカールがつきにくい、ストレートになりにくいなど、スタイリングもしづらい悪循環です。
逆に、ダメージレスな髪は湿気に強く、スタイリングもキープしやすいメリットがあります。まずは、髪が傷まないように、ヘアアイロンの温度や使い方の基本を守って使用しましょう。
また、傷んだ髪を補修するアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)や、ヘアアイロンの熱から髪を守るヘアケア剤の使用もおすすめします。日頃から髪のダメージに気を付けて、健康な髪をキープしましょう。
ヘアアイロンを使う前にケア剤は必要
ヘアアイロンは高温のプレートで髪を挟むため、どうしても髪へのダメージは避けられません。プレケア用のスタイリング剤は、髪を熱から保護してくれるものもあるのでおすすめです。
目的に合わせてケア剤を選ぼう
ヘアアイロン用のスタイリング剤は、おもにストレート用とカール用の2種類があります。
ストレート用は、うねりや広がりを抑えて、しっかりストレートにしたい人に向いています。毛先のパサつきを軽減して、まとまり感のある仕上がりにしたい人におすすめです。
一方、カール用は、スタイルキープに加え束感・濡れ感を出しやすくなります。髪を保護しながらニュアンスのあるスタイルにしたい人におすすめです。
SALONIAではそれぞれのタイプに合わせたプレケア剤を用意しています。
ウェットタイプのスタイリングオイルは、3種のブレンドオイルを配合し、毛先までしっとり濡れ感のある流行のスタイルをつくります。
また、熱に反応することで朝のスタイルが長時間崩れにくくなり、ダメージから髪を保護。ツヤはあるのにベタベタしにくいので、適度な束感のあるウェットスタイルにぴったりです。
ストレートタイプのスタイリングミルクは、ダメージ補修成分※を配合。髪のうねりや広がりを抑えながら、毛先までしっとりさらさらな指通りに導きます。
つけムラになりにくいミルクタイプなので、髪に馴染ませやすいのもポイント。熱に反応してスタイリングしやすい土台を作るため、少ない回数でしっかりストレートにしたい人向きです。
ケア剤はつけすぎず適度になじませる
ケア剤は毛先を中心に髪全体を少し湿らせるくらいが適量です。シャワーを浴びた後のように濡らしすぎると、カールやストレートになりづらいだけでなく、何度もヘアアイロンを通すことになり、ダメージにつながってしまいます。
そのため、ケア剤は気持ち少なめにつけるのがコツ。適量は髪の量や太さによって個人差があるので、少しずつつけて調整しましょう。
また、ケア剤をつけた後はすぐにヘアアイロンを通さずに、5分程度おいてなじませるとより効果的です。
【まとめ】ヘアアイロンの基本的な使い方を押さえて理想のアレンジを
ヘアアイロンは温度や使い方のコツさえマスターすれば、初心者でも簡単に好みのスタイリングができます。
ただし、髪に何度もアイロンを通したり、長時間同じ場所に熱を入れると髪へのダメージが大きくなるので気を付けましょう。正しい使い方をマスターして理想のアレンジを楽しんでください。
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1991年8月28日埼玉県出身都内大手美容室で技術を学び、銀座の有名サロンに転職、月に指名300名以上のお客様を担当し、現在表参道で勤務。メディアや雑誌にも多数掲載し、朝6時OPENペット同伴OKなど今までにないサロンスタイルを確立。得意なスタイルは大人女性ショート。一人一人に合った提案が得意。