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ヘアアイロンで髪を傷めないために。ダメージを軽くする4つの方法

HOW TO | SALONIA COLUMN Vol.08

ヘアアイロンを使って髪の毛を巻いている人のなかには、髪のダメージを心配している人が少なくありません。できるだけ髪が傷まないようにするためには、どんなことに気を付けると良いのでしょうか?ここでは、髪のダメージを軽減する4つの方法をご紹介します。ヘアアイロンによる髪のダメージにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

ヘアアイロンで髪が傷む2つの原因

美しい髪を維持するためにもヘアアイロンで髪が傷む原因について知ることは大切です。まずは髪の構造について理解しておきましょう。

毛髪は、3つの層でできています。
中心が毛随質(もうずいしつ)、その周りを毛皮質、そして一番表面がキューティクル(毛小皮)です。キューティクルは髪の保護膜のようなもので、魚の鱗のように重なりあって毛髪を守っています。

髪が傷む原因は、保護膜であるキューティクルがはがれることにあるといわれています。

原因①熱による髪のタンパク変性

ヘアアイロンで髪が傷む原因のひとつが、熱による髪のタンパク変性です。

タンパク変性とは

毛髪は、ほとんどがタンパク質で構成されています。タンパク質には、熱に弱いという特徴があります。

タンパク質が豊富な食べ物に卵がありますが、生卵は熱を加えると固まりますよね。それと同じく、髪の毛も熱を加えすぎると固まってしまうのです。そして、この状態をタンパク変性と呼んでいます。

タンパク変性の影響

髪の表面のキューティクルには、濡れると開く性質がありますが、中身がスカスカになった状態の髪の毛が濡れると、どうなるか分かりますか?
キューティクルが開いたタイミングで、髪の内部のタンパク質や水分などが放出されてしまうのです。そのため、髪のダメージがどんどんと進行してしまいます。

また、タンパク変性が起きた毛髪は、キューティクルがはがれやすくなってしまいます。こちらも、切れ毛や枝毛などのトラブルの原因となります。

原因②ヘアアイロンによる摩擦

ヘアアイロンによって髪が傷んでしまう2つ目の原因は、ヘアアイロンによる摩擦です。

ヘアアイロンを使って髪を巻くときは、毛髪をヘアアイロンで挟んだままスライドさせます。そのときに、髪の毛を伸ばそうとして引っ張ると、どうしても摩擦が起きてしまうのです。

ヘアアイロンのなかには、摩擦による髪のダメージを避けるために、摩擦を軽減するタイプのものもあります。とはいえ、そのようなヘアアイロンを使っていたとしても、力をかけてしまうと、キューティクルにダメージを与えてしまうことも少なくありません。
結果として、髪が傷むことになってしまいます。

ヘアアイロンの髪ダメージを軽くする4つの方法

髪が傷まないようにしたいと思っても、完全に髪を傷めないヘアアイロンの方法はありません。どんなに高性能なヘアアイロンを使ったとしても多少のダメージはあります。とはいえ、髪のダメージを軽減することは可能です。ここでは髪ダメージを軽くする方法を紹介していきます。

1.適切な温度でヘアアイロンを使う

熱で髪が傷むことを考えると、低温のほうが良いのでは?と思う人もいるかもしれませんが、低温だとクセ付けがしにくくスタイリングに時間がかってしまいます。なかなかクセが付かないために、何度も同じところにアイロンを使用して、かえって髪を傷めてしまいます。低温でもアイロンを使用している限りダメージが加わるのには変わりません。

またヘアアイロンの温度は、高ければ高いほど良いというわけでもありません。
調節できる最高温度でセットすると、髪のタンパク質が変質するため、髪が傷みやすくなってしまいます。

なので、ヘアアイロンは高すぎず低すぎない中間の温度かつ、短時間でスタイリングすることを心がけましょう。

ただし、髪が極端に傷んでいる場合や毛の細いねこっ毛の場合などは別です。そのような毛は、熱の影響を受けやすいので、標準よりも低い温度でスタイリングするほうがダメージ軽減を期待することができます。

ヘアアイロンの温度設定目安は、以下の記事も参考にしてみてください。

ヘアアイロンの温度目安は何度?部位ごとの目安や傷まないための方法を解説


2.髪はしっかり乾かす

髪はしっかりと乾かした状態で、ヘアアイロンを使いましょう。

濡れた髪はキューティクルがはがれやすく、その状態でヘアアイロンを使うと、熱や摩擦の影響を受けて髪が傷んでしまいます。

ヘアアイロンを使う際は、必ず髪を乾かしておくということを忘れないようにしましょう。

3.ヘアアイロン用のスタイリング剤を使う

髪が傷まないように、ヘアアイロンを使用する前には、ヘアアイロン用のスタイリング剤を使いましょう。

ヘアアイロン用のスタイリング剤には、熱から髪を守る機能や成分が備わっていることが多いです。保湿、ダメージ補修をしながら、スタイリングを簡単にしてくれる心強いアイテムもあります。

髪の状態やストレートやカールなど、したいスタイルに合わせたものを選ぶと良いでしょう。

ヘアアイロン用のスタイリング剤のメリットや選び方、使い方などは、以下の記事で詳しく解説しています。

ヘアアイロン用のスタイリング剤の選び方!タイプや特徴・使い方を紹介

4.摩擦を減らす

髪が傷む原因となる、ヘアアイロンによる摩擦を減らすようにしましょう。そのためには、摩擦の少ないアイロンを使うか、アイロンを使うときの摩擦を減らすように心がけましょう。

カールアイロンを使う場合は、髪をはさんでいるパーツを少し浮かせながら毛束をすべらせるようにすると、摩擦が抑えられます。
ストレートアイロンの場合は、毛束をなめらかに抜き取るように使いましょう。

初心者にもわかりやすいヘアアイロンの使い方は、こちらの記事でも紹介しています。

ヘアアイロンの基本的な使い方とは?初心者でも失敗しないコツを解説

サロニアのスタイリング剤

サロニアの新しいスタイリング剤は、髪のダメージを補修しながらスタイリングが叶います。スタイリングオイルとスタイリングミルクの2種類です。

カールのスタイリングには、オイルがおすすめ。ツヤのあるウェット感と束感を演出してくれます。ツヤツヤだけどべたつきにくいオイルです。



ストレートヘアのスタイリングには、ミルクがおすすめ。ストンとまっすぐに毛先までまとめます。

オイルとミルクのスタイリング剤は、サロニア独自処方のヒートアシスト処方で、髪のダメージを補修しながら、スタイリングを簡単に整えることができます。

※アイロンの熱を味方にスタイリングしやすい土台(スタイリング前のケア)を整えます。



まとめ

ヘアアイロンを毎日使っていても、ダメージを軽減する方法はあります。髪を労わりながら、毎日のスタイリングを楽しみましょう。