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捻転毛の特徴と原因は?くせ毛を悪化させるNG行動とうねりを治す正しいケア方法を解説
捻転毛 捻転毛

捻転毛の特徴と原因は?くせ毛を悪化させるNG行動とうねりを治す正しいケア方法を解説

HOW TO | SALONIA COLUMN Vol.82

髪にうねりのようなくせ毛のある人の中には、もしかしたら自分は捻転毛かもしれないと悩んでいる人もいるかもしれません。

捻転毛は生まれつきのもの以外にも、間違ったヘアケアなど後天的な要因で起こる場合があります。

この記事では、捻転毛の特徴や原因、捻転毛を悪化させるNG行動、正しいケア方法などを紹介します。髪のくせ毛でお悩みの人は、ぜひ参考にしてください。

捻転毛は熱などのダメージによって悪化する可能性があるため、髪へのダメージを抑えてケアすることが大切です。

SALONIAのスムースシャイン ストレートヘアアイロンなら、髪を緩やかに温める独自プレートによって熱のダメージを抑えながらくせ毛ケアができます。捻転毛を悪化させずにケアしたい方はぜひチェックしてみてください

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捻転毛(ねんてんもう)とは

捻転毛とは、コイルや縄のようにねじれた状態の髪を指します。

捻転毛はらせん状にクルクルと回っており、艶が出にくくまとまりにくい性質です。くせが強いため、スタイリングが難しい傾向も。

捻転毛の特徴

捻転毛には、以下の特徴があります。

  • 触るとチリチリしている
  • 髪がパサつき広がりやすい
  • 髪が途中で切れやすい

それぞれ解説していきます。

触るとチリチリしている

指でつまんだときに、チリチリとしたデコボコ感があるのが捻転毛の特徴です。ねじれている部分が細くなっており、ザラつきを感じる場合もあります。

髪がパサつき広がりやすい

捻転毛は傷みやすい性質があり、髪がパサついて広がりやすい特徴もあります。

髪の太さがまばらなためキューティクルが剥がれやすく、外部からの刺激でダメージを受けやすい傾向も見られます。ねじれのある捻転毛は表面がデコボコしていることから、光に当たると乱反射し、余計にパサついて見えることもあるのです。

髪が途中で切れやすい

ブラッシング時などに途中で切れやすいのも捻転毛の特徴です。ねじれた部分が細くもろいため、折れたり切れたりしやすい傾向が見られます。

捻転毛と他のくせ毛との違い

ここからは、捻転毛と他のくせ毛の違いを説明していきます。

くせ毛には捻転毛の他にも、波状毛(はじょうもう)、縮毛(しゅくもう)、連珠毛(れんじゅもう)などがあるため、一つずつ違いを確認しておきましょう。

  • 捻転毛と波状毛との違い
  • 捻転毛と縮毛との違い
  • 捻転毛と連珠毛との違い

ちなみにこれらのくせ毛は、複数のタイプが混在しているものや、ストレートの髪に混じって生えている場合もあります。

捻転毛と波状毛との違い

波打ったように大きくうねったくせ毛を波状毛と呼びます。

毛髪内部のタンパク質にムラがあり、髪自体がねじれて形成されているのが捻転毛です。それに対し、波状毛には髪自体はストレートな性質があります。両者の見分け方としては、濡れてもくせが出るのが波状毛で、濡れた際にくせが落ち着くのが捻転毛です。

波状毛は、日本では比較的多く見られるくせ毛だといわれています。

捻転毛と縮毛との違い

チリチリに細かく縮れた状態のくせ毛を縮毛と呼びます。

縮毛は捻転毛と波状毛の特徴をあわせ持ち、毛根の形も髪自体もねじれている性質があります。複合的にねじれが起きているため、縮毛は捻転毛より深刻なくせ毛です。

捻転毛と連珠毛との違い

髪の太さが一定でないくせ毛のうち、数珠が連なったような形状をしているものを連珠毛と呼びます。

触るとデコボコしている点は捻転毛と似ており、太い部分と細い部分が交互に現れるのが特徴です。ビーズヘアと呼ばれることもあります。連珠毛は、細くなっている箇所がもろく、ちぎれやすくなっています

連珠毛は比較的珍しいタイプのくせ毛で、病気が原因で起こる可能性があります。

くせ毛の種類や特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ、あわせて読んでみてください。

捻転毛の原因

捻転毛の原因

捻転毛の原因としては、大別すると次の二通りに分かれます。

  • 先天性の原因(遺伝)
  • 後天性の原因

具体的に解説していきます。

先天性の原因(遺伝)

捻転毛は、先天性の遺伝で起こることが多い現象です。

くせ毛は優性遺伝のため、親から子へと受け継がれやすい性質があります。

自分の意思で直すのが困難な先天性の捻転毛ですが、一方で年齢とともに自然に直る場合や、逆にくせが強くなる場合もあるとされます。

後天性の原因

捻転毛は、毛穴のゆがみ・毛髪へのダメージ・生活習慣の悪化・ストレス・ホルモンバランスの乱れ・加齢・病気など、後天性の要因から起こる場合もあります

それぞれの原因と内容は次の通りです。

原因 内容
毛穴のゆがみ 毛穴のゆがみの隙間を縫うようにして髪が生え、毛の太さがばらけてねじれた毛が育つ
毛髪ダメージ キューティクルが開き、髪内部のうるおい成分が抜け出して髪が均一でなくなる
生活習慣の乱れ(偏った食事・睡眠不足・喫煙・ストレスなど) 髪に必要な栄養分が足りなくなり捻転毛になる
加齢 髪が痩せ弾力が低下し、まっすぐな状態を保てなくなりうねりが起こる
妊娠や出産 ホルモンバランスが変わりくせ毛ができる
病気 全身性強皮症や扁平苔癬などの病気に起因し捻転毛になる可能性がある

くせ毛の原因は以下の記事でも解説しているので、こちらもぜひ読んでみてください。

捻転毛を悪化させるNG行動

次の行動は、捻転毛を悪化させるので避けるべきです。

  • 洗浄力が強すぎるシャンプーを使う
  • 髪に過度な刺激を与える
  • 生活習慣が乱れる
  • 捻転毛を抜く
  • 髪を乾かさずに寝る

それぞれ詳しく説明していきます。

洗浄力が強すぎるシャンプーを使う

捻転毛の人は、強い洗浄力をもつシャンプーに頼りすぎると、くせ毛が悪化するおそれがあります。これは、界面活性剤が頭皮や毛髪にダメージを与え、毛穴のゆがみやキューティクルの開きを招く可能性があるためです。

ドラッグストアで入手できる安価なシャンプーのなかには、「ラウレス硫酸ナトリウム」など洗浄力が強めの界面活性剤を使っている製品もあります。しっかりした洗浄力をもつシャンプーを毎日複数回使うなど、過剰なシャンプー行為は控えた方が無難です。

髪に過度な刺激を与える

髪に過度な刺激を与えることも、捻転毛を悪化させる一因となります。

パーマやカラーをやり過ぎたり、高温すぎるヘアアイロンを頻繁にかけたりするのは避けましょう。くせ毛が気になるからといって何度もブラッシングしすぎるのもダメージとなるため、おすすめしません。また、ブラッシングするなら細かいコームのものを使い、刺激を与えなすぎないように注意しましょう。

なお、捻転毛のケアは縮毛矯正でもできる場合があります。しかし、捻転毛は髪の太さがまばらなため、薬剤の効き目にムラが生じてきれいに仕上がらない可能性がある点には注意が必要です。

生活習慣が乱れる

生活習慣が乱れている人は、捻転毛の悪化を招きやすいといえます。これは、髪に栄養分が行き渡りにくくなり、頭皮や毛髪の状態に悪影響を及ぼすおそれがあるためです。

偏った食生活や睡眠不足、喫煙、過剰なストレス、過度なダイエットなどに心当たりのある人は注意しましょう。

捻転毛を抜く

捻転毛を抜く行為は、さらに捻転毛を増やす可能性があるためおすすめしません。

髪を抜くと頭皮や毛根にダメージを与え、毛穴のゆがみを引き起こす場合があります。ゆがんだ毛穴からは、毛の太さがばらけてねじれた毛が生えやすい傾向が見られます。

抜くのではなく、美容院に行って美容師さんに相談しましょう。

髪を乾かさずに寝る

髪を乾かさずに寝るのも、捻転毛を増やしかねないNG行動です。

乾ききっていない髪はキューティクルが開いているため、ダメージを受けやすい状態です。濡れた髪のまま寝てしまうと、寝具との摩擦によって毛髪への高ダメージにつながります

髪はしっかり乾かしてから寝ましょう。また、寝ている間の摩擦によるダメージを軽減するためにも、枕カバーをシルク製品のものに変えるなど対策するのもおすすめです。

捻転毛の正しいケア方法

捻転毛の正しいケア方法

捻転毛の正しいケア方法は次の通りです。

  • 髪にやさしいシャンプーで頭皮の汚れを取り除く
  • プロの手を借りて髪の毛に潤いを与える
  • 生活習慣を整える
  • ブラッシングする習慣を付ける
  • ドライヤーでしっかり乾かす
  • ヘアアイロンの温度設定に気を配ってスタイリングする

一つずつ詳細に解説していきます。

髪にやさしいシャンプーで頭皮の汚れを取り除く

髪にやさしいシャンプーを使いつつ、頭皮の汚れをしっかり取り除くことは、後天的な要因の捻転毛の発生や悪化を防ぐのに有効です。

頭皮の皮脂詰まりや老廃物などの汚れは、捻転毛の原因になるためしっかり落とすべきですが、皮脂の落とし過ぎは頭皮や毛髪の乾燥ダメージにつながります。そのため、やさしい洗浄力のアミノ酸系・ベタイン系界面活性剤を使ったシャンプーが、捻転毛のケアにはおすすめです

シャンプー時は地肌をゴシゴシとこするように洗うのではなく、シャンプーをしっかりと泡立てて指の腹を使って優しく揉みこむように洗いましょう。

なお、シャンプー後のトリートメントには、保湿力のあるものが捻転毛のケアに向いています。成分に着目すると、「ココイルグルタミン酸TEA」「ヘマチン」「ケラチン」「加水分解ヒアルロン酸」などが配合されている製品がおすすめです。

髪にやさしいシャンプーを使ったうえでしっかり髪を洗い、保湿力のあるトリートメントで仕上げるように意識しましょう。

また、朝シャンプーしている方は夜に変えるといいでしょう。就寝中に頭皮の成長ホルモンが分泌されるので、夜は頭皮をキレイな状態にしておくと捻転毛やくせが強くなりにくいです。

プロの手を借りて髪の毛に潤いを与える

美容院でプロの手を借りて髪に潤いを与えてあげるのもおすすめです。

髪質改善トリートメントやサロンで施術するトリートメントを定期的に行うと、いきなり改善されることはありませんが、徐々に捻転毛が改善される場合もあるからです。

さらに、プロにホームケアのアドバイスをもらうと良いでしょう。

生活習慣を整える

思い切って生活習慣を整えるよう配慮することも、捻転毛のケアには有効です。体の栄養状態がよくなれば、頭皮や髪にも栄養分が行き渡ります。

まず、栄養バランスの取れた食生活は、健やかな頭皮と毛髪を維持するうえで大切です。捻転毛ケアの観点から栄養素に着目すると、とくに髪の材料となるタンパク質や、タンパク質の生成を補助するビタミン・ミネラルは意識的にとりたいところです。

過度なタバコやアルコールは避け、睡眠をしっかりとることも大切です。ストレスも極力溜め込まないよう努めましょう。

ブラッシングの習慣を付ける

捻転毛の方は髪が絡まりやすく、汚れが付着しやすいため、ブラッシングを習慣付けましょう

ブラッシングをすることでホコリなどの汚れを落とすことができたり、シャンプー前に行えば泡立ちをよくしたりもできます。また、絡まりをあらかじめ取っておくことでシャンプー中の絡まりも防げます。

ブラッシング時は毛先を優しくブラッシングして絡まりをとっておくのがポイントです。

ドライヤーでしっかり乾かす

洗髪後の髪を放置せず、ドライヤーで素早く乾かすのも、捻転毛をケアするおすすめの方法です。

濡れたままの髪は傷みやすい特性があり、乾かさずに長時間放置することで、ますますくせがつきやすくなります。シャンプー後の髪の毛は、ポンポンとたたくようにしながらタオルドライした後、アウトバストリートメントやヘアオイルを塗ってからドライヤーで素早く乾かしましょう。

ドライヤーの手順としては、髪の根元や前髪部分から先に乾かし、その後髪の中間、毛先の順に乾かしていきます。キューティクルは髪の根元から毛先方向にうろこ状に伸びているため、上側から下側(毛根側から毛先側)に向かってドライヤーの風をあてて乾かすことでキューティクルが閉じ、捻転毛をやさしくケアできます。

なお、近すぎる位置から高温の風を当てると、頭皮や髪が乾燥しやすくなり、捻転毛にもよくありません。ドライヤーは髪から15cmほど離してかけるよう意識するのが大切です。

SALONIAのスピーディーイオンドライヤーなら、2.3㎥/min※1の大風量で素早く髪を乾かせます。従来より30%ドライ時間をカット※2でき、髪が熱を受ける時間を短縮できるので髪にやさしい仕上がりです。
※1 TURBO時 / 自社測定による
※2 自社製品(SL-007)との比較

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ヘアアイロンの温度設定に気を配ってスタイリングする

スタイリング時にヘアアイロンの温度設定に気を配ることも、捻転毛をいたわる方法です。

高温設定のヘアアイロンでスタイリングしてしまうと、熱によって髪のタンパク質が変性し、捻転毛が悪化する可能性があります。

おおよその目安としては、ヘアアイロンは140℃程度の温度設定から試してみるとよいでしょう。このとき、半乾きの状態や濡れている状態でアイロンをあてるのは絶対にNGなので、必ず乾いた状態の髪にヘアアイロンを使ってください。

また、ドライヤー使用時と同様、ヘアオイルなどで髪を保護してからスタイリングするのがおすすめです。ただし、ヘアオイルはベタベタに塗らないようにしましょう。選ぶヘアオイルは保湿力の高いものを使うのがおすすめ。ヘアミルクは保湿力が低いのであまりおすすめできません。

SALONIAのストレートヘアアイロンは、120~230℃の範囲で温度調整が可能なので、髪にやさしい温度設定でスタイリングしやすく、捻転毛のケアに役立ちます。

なかでもセラミックコーティングプレートを採用したホワイトのヘアアイロンは、髪に引っかかりにくく、切れ毛が起こりやすい髪質の捻転毛の人でも使いやすいメリットがあります。

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【まとめ】捻転毛対策には頭皮と髪にやさしいケアが大切

捻転毛は先天的な遺伝の他、後天的な要因から起こることもあります。

頭皮の不要な汚れを落としたうえで、髪に十分な栄養を行き渡らせつつ、髪のダメージを抑えるケアが捻転毛のケアには有効です。

濡れたままの髪はダメージを受けやすいので、素早く乾かすのが大切です。スタイリングの際には、切れ毛が起こりにくいやさしいケアを心がけましょう。

SALONIAのスピーディーイオンドライヤーなら、大風量を利用して素早く髪を乾かせるので、熱によって毛髪が受けるダメージを抑えられます。

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SALONIAのストレートヘアアイロンのなかでも、とくにセラミックコーティングプレートを採用したホワイトのヘアアイロンは、デリケートな捻転毛の人の切れ毛をケアしながらやさしくスタイリング可能です。

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監修者紹介

木村友子さん/Un amiプレス

5年間Un amiグループのレセプション勤務を経たのち、プレスに転向。Un amiに入社前は美容師も経験。現在はプレスとして運営・広報に携わる。
※記事中で紹介している商品の選定に、監修者は携わっておりません

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