髪の傷みとは?チリチリ・パサパサになる原因や対処法を紹介!
HOW TO | SALONIA COLUMN Vol.134
髪の傷みとは、表面にあるうろこ状のキューティクルが剥がれて、内部の水分や脂質、タンパク質などが流出し、乾燥してしまう状態のことです。髪が傷む原因として、熱・摩擦・紫外線・カラーパーマ等の化学処理などが挙げられます。
今回の記事では、髪の傷みの状態や原因、対処法について解説します。一度傷んだ髪は元には戻らないため、髪の痛みの原因を理解して事前に対処しましょう。
SALONIAのスムースシャイン ストレートヘアアイロンは、80〜210℃と幅広い温度調整が可能です。低温での利用が可能なので、髪のダメージが気になっている方でも利用しやすいです。
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Contents
髪の傷みとは?キューティクルが剥がれて乾燥した状態
髪の傷みとは、髪の表面に存在するキューティクルが剥がれて、内部の水分や脂質、タンパク質などが流れ出た結果、乾燥している状態をいいます。傷んだ髪の特徴は、以下のとおりです。
- 切れ毛や枝毛が多い
- 髪が絡まりやすく、指どおりが悪い
- カラーが抜けやすい
髪の水分やタンパク質が流れ出て、内部に空洞ができると、ハリやコシが失われたり、枝毛や切れ毛になったりします。
また髪のツヤは、引き締まったキューティクルに反射した光により生まれます。キューティクルが剥がれたり傷ついたりすると光が反射しにくくなるため、髪のツヤが失われるのです。
髪の傷みを防ぐためには、健やかなキューティクルの維持が大切です。キューティクルについては、以下の記事で詳しく解説しています。
髪の傷みの4つの原因
髪の傷みの原因は、以下のとおりです。
- ヘアアイロンやドライヤーによる熱
- シャンプーやブラッシングなどによる摩擦
- 日光による紫外線
- カラーやパーマなどの施術
髪の傷みに悩んでいる方は、それぞれの原因に当てはまっていないかチェックしましょう。
ヘアアイロンやドライヤーによる熱
ヘアアイロンやドライヤーを高温で使用すると、髪に過剰な熱が加わり、髪が傷む原因になります。
また、髪の毛の内部の水分が飛ぶため髪が乾燥し、パサつきや枝毛などにもつながります。
髪の主成分であるタンパク質は熱に弱いため、ヘアアイロンやドライヤーを誤った方法で使用しないように気をつけましょう。
SALONIAのスムースシャインドライヤーは、約75℃
の低温風で髪を乾かすため、熱によるダメージを軽減できます。また2.4㎥/min の大風量で髪を乾かす時間を短縮できるため、髪へのダメージを抑えつつ、ヘアセットの時短をかなえます。ドライヤーの熱による髪へのダメージを抑えたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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シャンプーやブラッシングなどによる摩擦
シャンプーする際にゴシゴシこすったり、ブラッシングの際に無理にとかしたりすることも、髪に摩擦が加わって、傷みの原因になります。
髪表面のキューティクルは繊細であり、傷つきやすいです。キューティクルは、濡れているときに開き、乾いているときに閉じます。
そのため、濡れてキューティクルが開いている状態の場合に摩擦が加わると、髪の傷みにつながります。とくに、髪を自然乾燥させると濡れている時間が多くなるため、摩擦によりキューティクルが剥がれる可能性が高いです。
日光による紫外線
紫外線を髪に浴びると、キューティクルの主成分であるタンパク質が変性するため、髪が傷む原因となります。
紫外線によりキューティクルが変性すると、髪の水分や脂質、タンパク質が失われるため、内部に空洞ができます。髪の内部に空洞ができると、ハリやコシがなくなるだけでなく、切れ毛や枝毛になる可能性が高いです。
また紫外線は、髪の色素であるメラニンを分解する働きがあります。そのため、髪の脱色やカラーの抜けやすさにもつながります。
カラーやパーマなどの施術
カラー剤やパーマ剤には、キューティクルを開かせる性質の薬剤が含まれているため、使用することで髪が傷みやすくなります。
髪を染めたりパーマをかけたりするためには、髪の内部まで薬剤を浸透させる必要があるため、キューティクルを開かせる必要があります。強い薬剤で過剰にカラーやパーマの施術を受けている人は、髪が傷んでチリチリ・パサパサになりやすいです。
髪の傷みを治す方法は無いが補修はできる
一度傷んだ髪を治す方法はありません。髪の毛は、すでに活動を停止している細胞が集まってできているため、肌のように傷を修復したりダメージを癒やしたりできないからです。髪が傷む前に、日頃から対策することが大切です。
トリートメントなどで補修することで、元には戻りませんが、美しく見せることはできます。具体的な髪のケア方法については、後述します。
髪の傷みへの8つの対処法
髪の傷みへの対処法は、以下のとおりです。
- すぐに髪を乾かす
- ヘアアイロンは適正温度で使用する
- トリートメントやコンディショナーで補修する
- 日頃から髪への摩擦を避ける
- カラーやパーマなどの施術の頻度を下げる
- 紫外線による髪へのダメージを抑える
- 生活習慣を整える
- 思い切ってカットする
髪の傷みが気になる方は、さっそく実行しましょう。
すぐに髪を乾かす
お風呂や雨などで髪が濡れた場合は、すぐに乾かすことが大切です。髪が濡れた状態を放置するとキューティクルが開き、内部の水分や脂質、タンパク質が流出して、髪が傷む恐れがあります。
髪が濡れたら、ドライヤーでなるべく早く乾かしましょう。ただし、長時間ドライヤーを使用することは、髪のダメージにつながるため、短時間で乾かすことが大切です。事前に、タオルドライで水分を拭き取り、ドライヤーと髪の間隔を20cmほど空けて、根元から乾かしてください。
髪のダメージを抑えたいなら、速乾性のドライヤーを使用するのも一つの手です。SALONIAのスムースシャインドライヤーは、2.4㎥/min
の大風量かつ髪に風を広範囲に当てる独自設計でダメージを抑えて素早く髪を乾かせます。
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ヘアアイロンは適正温度で使用する
熱によるキューティクルの変性を避けるため、ヘアアイロンは適正温度で使用しましょう。一般的には、髪質がやわらかい人は150℃以下、髪質が硬い人や毛量が多い人は160〜180℃が目安です。
低温すぎてもヘアアイロンを長時間使用することにつながり、髪へのダメージが蓄積します。髪へ熱が加わるのを抑えつつ短時間で使用するために、適正温度を守ることが大切です。
SALONIAのスムースシャイン ストレートヘアアイロンは、80~210℃の範囲で温度設定が可能です。幅広い範囲で温度設定できるため、髪質や傷み具合に合わせた温度で使用しやすいです。
また、熱が穏やかに伝わり、髪へのダメージを抑えられる独自のシルキーテックプレートも搭載しています。ヘアアイロンの熱による髪の傷みを抑えてスタイリングしたい方は、ぜひご検討ください。
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ヘアアイロンの目安温度について詳しく知りたい方は、以下の記事もお読みください。
トリートメントやコンディショナーで補修する
髪の傷みの程度が軽ければ、保湿力のあるトリートメントを使うことで補修が期待できます。それぞれの期待できる効果は以下のとおりです。
使用するもの | 期待できる効果 |
---|---|
トリートメント | 髪の内部を補修 |
コンディショナー | 髪の表面に保護膜を形成 |
髪の内部を補修するトリートメントを付ける際は、シャンプーの後に使用しましょう。
シャンプーもダメージケアができるものを選ぶと、より補修効果が期待できます。傷みの程度がひどい場合は、サロンでトリートメントの施術を受けることで、ホームケアよりも髪の補修が期待できます。
スペシャルケアとして、週に1〜2回ヘアマスクを取り入れるのも髪を補修する一つの方法です。
日頃から髪への摩擦を避ける
髪が痛む原因の摩擦は、日頃からなるべく起きないようにしましょう。
とくにシャンプーをする際は、髪が濡れていてキューティクルが開いているので注意が必要です。ゴシゴシこするのではなく、頭皮を洗うイメージで、指の腹を使い優しく丁寧に揉み洗いしましょう。
またブラッシングの際に髪に引っかかりがあれば、無理に通さずに指で優しくほぐしてください。髪を保護するヘアキャップの使用も寝ているときの摩擦を防ぐ一つの方法です。
カラーやパーマなどの施術の頻度を下げる
カラーやパーマに使用する薬剤はキューティクルを開かせてしまうため、施術の頻度を調整しましょう。カラーやパーマを楽しみたいなら、美容室で髪に優しい薬剤を使用してもらったり、過度に強い薬剤の使用を避けてもらいましょう。
また、髪は毛先に行くほどダメージが蓄積されるので、根元の生えた部分だけ染めるリタッチカラーも一つの手です。
紫外線による髪へのダメージを抑える
髪のダメージにつながる紫外線の対策も大切です。夏場は帽子を被ったり、日傘をさしたりするとよいでしょう。
また、髪のUVカットができるヘアケアを使用するのも一つの手です。髪のUVカットができるヘアケアがなくても、ヘアオイルやクリームを塗りましょう。髪の表面が保護されるため、摩擦によるダメージの回避や保湿にも役立ちます。
生活習慣を整える
髪の傷みを抑えるためには、栄養バランスのいい食事を摂ったり、睡眠時間を十分に確保したりして生活習慣を整えることが大切です。
健やかな髪を保つためには、たんぱく質・亜鉛・ビタミンなどを摂りましょう。たんぱく質・亜鉛・ビタミンなどの栄養素が不足すると、髪が傷み、枝毛や切れ毛などが起こりやすくなります。
また、睡眠不足は成長ホルモンの分泌を減らすため、髪にハリやコシが無くなる原因といわれています。たんぱく質・亜鉛・ビタミンを食事に積極的に取り入れたり、6〜8時間ほどの十分な睡眠を取ったりして規則正しい生活を送りましょう。
思い切ってカットする
一度傷んだ髪は元には戻らないため、思い切ってカットするのも一つの手です。傷んだ部分をカットして、ショートヘアやミディアムヘアを楽しみつつ、髪が伸びるのを待ちましょう。気分転換になるいい機会です。
髪が伸びたら、傷まないようにきちんとケアしてください。
【まとめ】髪の傷みは事前に対処して防ごう
髪が傷むと、ハリやコシを失ったり、切れ毛になったりします。髪は活動が停止した細胞でできているため、一度傷んだら元には戻りません。
髪の傷みは、誤った方法でドライヤーをかけたり、タオルドライをしたりすることによる熱や摩擦などで起きます。髪が傷む前にトリートメントやシャンプーで補修したり、ヘアアイロンを適正温度で使用したりと日頃から対策することが大切です。
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都内美容室2件を経て美容メーカーへ転職、メーカー勤務時に薬剤開発、日本国内外のサロンの教育を受け持つ。その後、現在のサロンに入社、12店舗の美容室の技術教育やメニュー作成を統括している。