髪がギシギシするのはなぜ?原因や対策方法を解説
HOW TO | SALONIA COLUMN Vol.153
「髪がギシギシする原因を知って髪をケアしたい」
上記のように、髪のきしみに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、髪がギシギシしてしまう原因を紹介します。髪がきしむ対策方法についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
髪がギシギシする原因の一つとして、ドライヤーによる髪への熱ダメージがあります。ドライヤーの熱を抑えるなら、温風温度が低く、早く乾かせるドライヤーがおすすめです。SALONIAのスムースシャインドライヤーは、髪の毛全体を約75℃
の低温風でダメージケアをしながら素早く乾かせます。
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髪がギシギシする状態とは
髪がギシギシする状態とは、キューティクルが逆立ち指通りが悪くなり、髪がきしんでいる状態のことです。
具体的には、以下のような状態になります。
- クシが通りづらくなる
- 髪の毛が乾きにくくなる
- 抜け毛が多くなる
- 髪が扱いにくくなる・広がる・まとまらない
- 髪にツヤが出にくくなる
ハリやツヤのある理想の髪は「弱酸性」です。髪の状態を表す「pH値」では、4.5~5.5の弱酸性が理想とされています。
pH値が酸性に傾き、キューティクルが閉じると、髪全体が硬くなり手触りが悪くなります。また、アルカリ性に傾くと、キューティクルが開き水分や栄養が抜けやすくなるため、弱酸性に保つことが大切です。
キューティクルについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
髪がギシギシする原因
髪がギシギシする原因は以下のとおりです。
- ヘアアイロンやドライヤーの間違った使い方による熱ダメージ
- シャンプー後の自然乾燥や誤ったタオルドライによる摩擦ダメージ
- カラー剤やパーマ剤の薬剤によるダメージ
- 紫外線によるダメージ
- プールの水や海水によるダメージ
- 自分に合っていないシャンプーの使用
- ホルモンバランスの乱れ
ヘアアイロンやドライヤーの間違った使い方による熱ダメージ
ヘアアイロンやドライヤーの使い方が間違っていると、熱の影響で髪がギシギシすることがあります。
ただし髪がきしむのは、ヘアアイロンやドライヤー自体ではなく、間違った温度設定や使い方による熱ダメージが原因であることが多いです。以下のような使い方をしている方は注意が必要です。
- ドライヤーの温風を同じ場所に長時間当てている
- 髪が濡れた状態でヘアアイロンを使用している
- ヘアアイロンの設定温度が高すぎる
髪の主成分はタンパク質でできており、髪のハリやツヤに欠かせない成分です。タンパク質は熱に弱いため、高温の熱に長時間さらされると成分が変性してギシギシした髪になります。
日々の小さな積み重ねが、大きなダメージにつながりやすいため注意が必要です。
ヘアアイロンで髪が傷みにくい方法や、ドライヤーの温度設定については以下の記事で紹介しています。
シャンプー後の自然乾燥や誤ったタオルドライによる摩擦ダメージ
シャンプー後の自然乾燥や、誤ったタオルドライによる摩擦で、髪にダメージを与えている場合があります。
髪が濡れているとキューティクルは傷つきやすい状態のため、強い摩擦が生じるとはがれてしまいます。そのため、髪を乾かす際は以下の点に気をつけましょう。
- タオルドライの際に髪をゴシゴシ拭き取らない
- 枕との摩擦で髪にダメージを与えるため髪が濡れた状態で寝ない
自然乾燥のデメリットについては以下の記事でも紹介しているので参考にしてください。
カラー剤やパーマ剤による薬剤ダメージ
カラー剤やパーマ剤などの薬剤の使用頻度が多いことも、髪がギシギシする原因の一つです。カラー剤や、パーマ剤に含まれるアルカリ性の成分によってキューティクルがはがれ落ち、髪がきしみやすくなります。
施術するたびにキューティクルがはがれ落ちるため、高頻度でカラーやパーマをしている方、ブリーチなどでハイトーンカラーをしている方は要注意です。また、薬剤とヘアアイロンを使って施術する縮毛矯正も髪に負担がかかります。
縮毛矯正については以下の記事で詳しく解説しています。
紫外線によるダメージ
紫外線によるダメージも、髪がギシギシになる原因の一つです。紫外線を受け続けると、髪の主成分であるタンパク質が破壊されます。
タンパク質が破壊されるとキューティクルがはがれ落ち、水分保持力が低下するため、髪がきしみやすくなります。紫外線のピークは5~8月ですが、1年を通して降り注いでいるため注意が必要です。
プールの水や海水によるダメージ
プールの水や海水は弱アルカリ性のため、髪にダメージを与えやすくなります。アルカリ性の水が髪に付くと、キューティクルが開き、髪の水分やタンパク質が損なわれ、ギシギシになる原因になります。
海やプールの水のpH値は8前後で弱アルカリ性のため、髪へのダメージが大きいので注意が必要です。なお、海水のpH値は、美容院で使用されるカラー剤やパーマ剤の数値に近いことがわかっています。プールや海に入るときは、まとめ髪にするなどの工夫をしましょう。
自分の髪に合っていないシャンプーの使用
自分の髪に合っていないシャンプーを使用していることが、ギシギシの原因になる可能性もあります。
洗浄成分が強いと、皮脂や髪のうるおい成分を過剰に洗い流してしまいます。髪のうるおいまでを洗い流してしまうシャンプーの使用は、ギシギシの原因となるため注意が必要です。
また、アルカリ性のシャンプーは洗浄力が高く、汚れ落ちがいいものの、キューティクルが開きやすく髪がきしむ原因となり得ます。
髪がきしみやすい市販されているシャンプーの例として、以下のような種類が挙げられます。
シャンプーの種類 | きしみの原因 |
---|---|
ノンシリコンシャンプー | キューティクルを守るコーティング剤が含まれていない |
石鹸シャンプー | 弱アルカリ性の成分であることが多いため髪が傷みやすい |
高級アルコール系シャンプー | 洗浄力が高く髪に必要な成分を過剰に洗い流すことがある |
ただし、上記のシャンプーが悪いわけではなく、あくまで「自分の髪に合っていないシャンプー」の使用が原因です。髪のギシギシが気になる場合は、シャンプーの種類を見直すことが大切です。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れが原因で、髪がギシギシになるケースもあります。女性ホルモンのエストロゲンは、髪のツヤやハリに大きく影響するホルモンの一つです。
ホルモンバランスの乱れは、ストレスや生活習慣、加齢などさまざまな原因で起こることがあります。そのため、年齢を問わず髪のハリやツヤに影響を及ぼす可能性が考えられます。
髪がギシギシになったときの対策方法
髪がギシギシになったときの対策方法は以下のとおりです。
- 自分の髪に合ったシャンプーを使用する
- 正しい方法で髪を洗う
- 髪の内部を補修するトリートメントで整える
- 洗い流さないトリートメントやオイルで髪をコーティングする
- シャンプー後は髪をすぐに乾かす
- ヘアアイロンを使用する際は温度を低く設定する
- ダメージが大きい場合はカットする
- 生活習慣を見直す
- 1年を通して紫外線対策を行う
1.自分の髪に合ったシャンプーを使用する
自分の髪に合ったシャンプーを使用することも、ギシギシをケアする対策の一つです。髪のきしみが続いている場合、シャンプーが合っていない場合があります。
髪のきしみが気になる場合は肌に優しく、洗浄力がマイルドなアミノ酸系シャンプーなどに変えてみるのも一つの手段です。アミノ酸系シャンプーは、弱酸性のため刺激が少なく、保湿力があるのが特徴です。
美容室で相談し、適切なシャンプーを使用することをおすすめします。
2.正しい方法で髪を洗う
ダメージを抑えるために、以下の正しい方法で髪を洗うことが大切です。
- シャンプー前に丁寧にブラッシングする
- ぬるま湯で髪と頭皮を予洗いする(重要)
- シャンプーをよく泡立てる
- 頭皮を指の腹で揉み洗いする
- 髪はこすり合わせず揉むように洗う
- シャンプーをすすぎ残しのないようにしっかり洗い流す
お湯の温度が高いと、保湿に必要な皮脂も洗い流してしまうため、38℃程度のぬるま湯ですすぐことがポイントです。
また、シャンプー時は適正な量で洗うことをおすすめします。シャンプーの量が多すぎるとすすぎに時間がかかり、ついゴシゴシと洗ってしまうため、頭皮や毛髪のダメージにつながります。
しっかりと余洗いをすれば、大体1プッシュ~2プッシュぐらいのシャンプー量で問題ありません。
とはいえ、正しい髪の洗い方を毎日実践するのは、面倒に感じることもあるでしょう。髪のきしみをケアしながらうるおいを保ちたいなら、シャワーヘッドを高い洗浄力と保湿が叶う対応のものに変えるのも一つの方法です。
SALONIAのファインバブルクリアは、ウルトラファインバブルとマイクロバブルの2種類の微細な泡が、毛穴の奥の汚れを効率的に洗い流します。付属の美容成分配合の重炭酸
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3.髪の内部を補修するトリートメントで整える
髪の内部を補修するトリートメントを、日常のヘアケアに取り入れることも効果的です。トリートメントは、髪に必要な補修成分を内側から与えてくれます。そのためダメージの進行を遅らせ、しっとりとした髪質を取り戻すのに役立ちます。
また、1ヶ月に1回程度、ヘアサロンでプロにケアしてもらうのも一つの手段です。ヘアサロンのトリートメントには、市販のトリートメントと比較して、髪のダメージを補修するための成分がより豊富に含まれています。
ヘアサロンでのトリートメントを継続することで髪に、より効果的なケアが行えます。一度だけ行うのではなく、継続することが大切です。
4.洗い流さないトリートメント・オイルでコーティングする
洗い流さないトリートメントやオイルで髪をコーティングするのも効果的です。洗い流さないトリートメントやヘアオイルには、以下のような効果があります。
- 成分がじっくり浸透し髪をつややかにする
- 髪をコーティングして外部の物理的な刺激から守ってくれる
洗い流す必要がないため、出かける前などでも手軽に使用可能です。洗い流すトリートメントと併用すると、よりよい効果を得られます。
ヘアアイロンやドライヤーの前には、熱から髪の毛を守ってくれるアウトバストリートメントを使用しましょう。
5.シャンプー後は髪をすぐに乾かす
シャンプー後は、髪をすぐに乾かすことが重要です。濡れた髪はキューティクルが開き、傷つきやすい状態になっているためです。
濡れたまま放置すると、髪の内側から水分が失われ、髪のギシギシが悪化する原因となります。タオルでよく水分を取り、ドライヤーを使ってしっかりと乾かすことが大切です。その際は一番乾きづらい、えり足と根元から乾かすのがおすすめです。
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以下の記事では、髪の正しい乾かし方や髪を早く乾かすコツについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
6.ヘアアイロンを使用する際は温度を低く設定する
ヘアアイロンを使用してスタイリングする際は、髪に熱ダメージを与えないよう、低めの温度に設定しましょう。髪質によっても適正温度は変わるので、自分に合った温度で使用することが重要です。設定温度は、140~160℃くらいを一つの目安に低めの温度から試して、うまくスタイリングできる温度を見つけましょう。
アイロンを使用する際は、髪が乾いた状態で力を入れずに優しく行います。ブロッキングなどをして少量ずつアイロンを当てると、低い温度でも髪の毛に熱が伝わりやすく、仕上がりもよくなります。
SALONIAのスムースシャインストレートアイロンは、温度設定が80~210℃と幅広く、低温でのスタイリングが可能です。熱を穏やかに伝えるシルキーテックプレートが、水蒸気による熱ダメージを抑えて髪を伸ばします。プラスマイナスのバランスを整えるダブルリペアイオン
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7.ダメージが大きい場合はカットする
ダメージが大きい場合、思い切ってカットするのも一つの手段です。ダメージを受けた髪はトリートメントなどで補修はできますが、自己修復機能がないため、完全に元に戻ることはありません。
そのためダメージが大きい場合や、傷みが目立つ箇所はカットすることも有効な手段でしょう。とくに毛先は、髪の毛で最も古くなっている箇所で、ダメージが蓄積されています。
とはいえ、髪のダメージ具合は人それぞれです。美容師に相談しながら、髪の傷み具合に合わせてカットしてもらうことで、傷みの広がりを防げます。髪を伸ばしている方も、2~3ヶ月に1回程度は毛先をカットすることをおすすめします。
8.生活習慣を見直す
生活習慣を見直すことも大切です。髪の主成分はタンパク質なので、食事に良質なタンパク質を取り入れることが大切です。さらにタンパク質の摂取をサポートする、ビタミン類も一緒に摂取するとよいでしょう。
そして、質のよい睡眠がとれているかどうかも、髪質に影響を与えます。睡眠中は髪を作る成長ホルモンが分泌されます。リラックスできる睡眠環境が整っているかも意識してみましょう。
また、ストレスも髪の成長に大きく影響しています。ストレスによって自律神経が乱れると、血管が収縮して血流が悪くなり、髪に十分な栄養が届かなくなります。
バランスのとれた食事や十分な睡眠、ストレスの軽減など、生活習慣を見直すことも髪のハリやツヤをよくする対策になるのです。
9.1年を通して紫外線対策を行う
紫外線対策は、夏だけでなく1年を通して行うことが重要です。外出時は帽子を被る、日傘をさすなどの対策が効果的です。
髪専用の日焼け止めスプレーも販売されているので取り入れるとよいでしょう。髪だけではなく、頭皮の紫外線対策も忘れずに行ってください。
【まとめ】髪のギシギシを解消するためには適切なヘアケアが大切
髪のギシギシを解消するために、日頃から適切なケアを行うことが大切です。髪のダメージは日常のヘアケアによっても発生します。
なかでも、ドライヤーやヘアアイロンの熱ダメージは日常的に発生するので、髪をやさしくケアできるアイテムを選ぶことが重要です。ギシギシを解消するためには、ダメージを抑えられるヘアケアを日々積み重ねることが大切です。
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また髪を洗う際になるべく摩擦が発生しないように、正しい洗い方をするのも大切です。髪を正しい手順で洗うのが面倒なら、シャワーヘッドを洗浄力が高いものにしましょう。
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ファインバブルの性能、効果及び商品の仕様についてはこちらを参考にしてください。
5年間Un amiグループのレセプション勤務を経たのち、プレスに転向。Un amiに入社前は美容師も経験。現在はプレスとして運営・広報に携わる。